味噌汁マシーン powered by Marukome

Miso soup machine

Photo: "Miso soup machine" 2010. HI, U.S., Ricoh GR DIGITAL III, GR LENS F1.9/28.

ホノルルのホテルのビュッフェに置いてあった、味噌汁マシーン。もちろん使ってみた。

Marukome の文字と、あのキャラクターから、純正マルコメ製のようだ。使い方は、おおよそ、ドリンクバー的な使い勝手を想定してもらえば、当たっている。味は、流石純正だけあって、割と美味しいインスタント味噌汁ぐらいのレベルに達している。

具も一緒に出てきたりはしないので、文字通りの「味噌汁」をお椀に注いだ後、自分で「Negi」や、「Tofu」をトッピングしなければいけないのが、マヌケだ。

(しかし、クアラルンプールのビュッフェの味噌汁も、スープがウォーマーに入っていて、葱・豆腐は自分で入れるバージョンだったので、今の世界標準はそっちなのかもしれない)


アメリカ的カリカリベーコンをおかずに、味噌汁とご飯で朝食を食べて、スーパーの折り込みチラシ(部屋に配られる新聞には、珍しく普通にチラシが入っていた)を物色していると、妙に落ち着いた日曜の朝のような感覚になる。

少し気になったのは、味噌汁マシーンを使っている人が、他に誰一人として居なかったことだ。通訳が仕事の友人が予約した、日本人なんて泊まっていないホテルなので、まあ、そんなものか。

コーラ、うどん、昆布の天ぷら

"コーラ、うどん、昆布の天ぷら"

Photo: "コーラ、うどん、昆布の天ぷら" 2010. Tokyo, Japan, Ricoh GR DIGITAL III, GR LENS F1.9/28.

飲んだ後にラーメン屋に行くと言っていた友人は、店の手前の路地を右に折れた。

「やっぱ、うどんにしよう」

僕は正直、少しホッとした。飲んだ後のラーメンは色々な点から見て最悪だが、うどんなら、だいぶマシな気がする。


で、最近のお気に入り、普通のコーラ、うどん、昆布の天ぷら。

普通のコーラといっても、もうゼロカロリーの方が普通なのだろうか?僕が言う普通のコーラは、そういう意味ではカロリーの沢山ある全糖のコーラだ。数年間飲んだこともなかったのだけれど、あるとき、久々に飲んだらハッとするぐらい美味しかった。

うどんは、そういうものが食事になるとはあまり考えていなかったのだが、何軒かちゃんと美味しいうどん屋をみつけて、食生活のローテーションに入った気がする。

昆布の天ぷら。多分、出汁を取った後の廃品利用なんだと思うのだが、これ美味しい。天ぷら衣と出汁のカタマリのような昆布が、予想外に合う。ある意味、店でしか食べられないタイプの食べ物。

インドではメジャーな料理、ビリヤニ

Photo: Biryani 2009. Tokyo, Apple iPhone 3GS, F2.8/37.

Photo: “Biryani” 2009. Tokyo, Apple iPhone 3GS, F2.8/37.

スパイスと羊脂と化石燃料の混ざった臭い。このあいだ、北京の屋台村で嗅いだのと同じ臭い。そうして、店内ではザワザワと色んな国の人々が、食べ物を口に運んでいる。カトラリーを使う人が多いが、手で食べている人も結構居る。ここはリーズナブルでうまい、喧噪と匂いで入った瞬間にそう分かる。


僕はその週、とにかく、ビリヤニが気になっていた。twitter のつぶやきで、心にひっかかった単語ビリヤニ。

ビリヤニはインド料理で、ごく簡単に言ってしまえばカレーとサフランライスの炊き込みご飯なのだが、仕込みがとてもめんどくさいもので(カレーつくって、サフランライスつくって、それからやっと炊き合わせる)、日本のインド料理店ではあまりメニューに載らないのだ。つぶやき主に訊いてみても、ちゃんとしたビリヤニを出す店は限られてしまっているようだ。

どこかで食べてみたいものだ、と思いつつ、友人と晩ご飯へ。待ち合わせ場所がアウェイな所なので、お店は任せた。お勧めがあると、連れて行かれたの は、ヨガの先生に教わったというインド料理店。店内は巷に蔓延る「下品なチェーン系適当インドかパキスタンよく分からない料理屋」とは違う、ブルーの趣味 の良い内装。だが、えらく混み合っていて、匂いと喧噪は強烈だ。ひっきりなしに、客が出入りしている。ふと壁のお勧めメニューの張り紙を見ると、、 「Biryani」えーと、「びりやに?」

あるじゃん。


ここによく来る、という友人はビリヤニを頼んだことはなく、まあ、確かに知らなきゃ頼まないだろう。僕だって、ここ数日で知ったのだ。それに、この店のメニューには、別に詳細な説明が書いてあるわけではないのだから、馴染みが無い日本人にはなんの料理だか想像も付かない。

マサラドーサ、チーズクルチャなどを食べつつ(これらも初めて食べた)、ビールなどを飲んでいると、待望のビリヤニがやってきた。ビリヤニは、ちゃんとバナナの葉っぱの上に乗ってくる。この店のレギュラーメニューはマトンのビリヤニだった。ヨーグルトベースのドレッシングがかかったサラダ(友人はデザートだと言ったが、残念ながらサラダだ)が付いてくる。

ビリヤニの第一印象は、いささかしょぼい意見だが「混ぜなくて良いので、食べやすい」ってこと。カレーとご飯のバランスを気にしないで、良い感じの 味の濃度でモリモリ食える。そして、食べていて、なんとも懐かしい気分になる。ここのビリヤニは、オリジナルがそうであるように正しく超長粒米で作られていて、ご飯の食感は炒飯と混ぜご飯の真ん中のような感じ。スパイスは利いているが、日本人にとっても、安心する味だ。


よく見たら、左隣のテーブルのインド系なメンズ 3名は、全員ビリヤニ単品のみ。右隣も締めはビリヤニ。なんだろう、お袋の味、五目おこわでも食べる感じか。ビリヤニは婚礼などのお祝い料理で作る、とインド料理のサイトには書いてあった。だから、気取った感じの味だと思っていたが、なんか違うかもしれない。むしろ、糞暑いインドで、独身のメンズが日本に於けるラーメン屋の炒飯のようにモリモリ食うのが、イメージに合うような気さえする。

食べたいなぁと、思っていたら、思わずビリヤニに出会えた。そういう日。