「そういえば、コンビニのおにぎりで塩むすびってなくないか?」
いや、これは盲点だ。ビジネスチャンスだ。起業だ。とか盛り上がってコンビニに行ってみると普通に売られてるし。しかも、竹皮に包んで鮭のおかずまで入ってる。とりあえず、買い占める。
味は普通だった。というか、まあ、やっぱこんなもんかという味。
だいたい、美味しい塩むすびを作るのって難しい。大量生産では無理なんだろうな。
(良く行く店で、空いていると、たまーに「神の手」によって作られたおむすびが出てくる。これはうまい)
写真と紀行文
「そういえば、コンビニのおにぎりで塩むすびってなくないか?」
いや、これは盲点だ。ビジネスチャンスだ。起業だ。とか盛り上がってコンビニに行ってみると普通に売られてるし。しかも、竹皮に包んで鮭のおかずまで入ってる。とりあえず、買い占める。
味は普通だった。というか、まあ、やっぱこんなもんかという味。
だいたい、美味しい塩むすびを作るのって難しい。大量生産では無理なんだろうな。
(良く行く店で、空いていると、たまーに「神の手」によって作られたおむすびが出てくる。これはうまい)
ちょっとした陸の孤島みたいな所に暫く通っていた。昼ご飯を食べようと思っても、駅前に、マックとモスと、居酒屋チェーンと、ラーメン屋しかないような、そういうところ。ところが、何故か「オーガニックイタリアンレストラン」を見つけた。喫茶店を居抜きでレストランにしたと思われる雑然とした店内と、やたらに品数の多いメニューをみて「やばいかも」と思う。メニューに挟み込まれた、オーガニック食材に関する説教臭いタウン誌の切り抜きを目にすると、ちょっとうんざりする。夫婦でやっている店なのだが、厨房を仕切っているのはもの凄く不機嫌な平野レミみたいな奥さん。アニマル浜口みたいなオヤジさんは、奥さんに叱咤されながらホール係だ。
カルボナーラを思わず頼んでしまって、どんなモノが出てくるのか?と思っていたら、存外まっとうなものが出てきた。場所を考えるとちょっと高い値段を取っているのだが、良い材料を使っているみたいで、とても力のある味がする。卵がちゃんとしているカルボナーラって、こういう口当たりなのか。
そんな話を店主としながら、いつものバーで飲んでいた。ちょっと甘い酒が飲みたくなったので、テキーラを頼むと。
「あ、だったらオーガニックテキーラがありますよ」
なんだそれ。メキシコ製品でオーガニックとかありえるのか(そういう言い方って失礼?)
出てきた酒は、テキーラとはまったく別の味がした。
「どうして薄皮の肉まんがないのかな」
ひよこ並みに薄いってことか?
「そうそう、凄い薄いの。見たことないだろ、誰も作ってないだろ」
うーん
「これは絶対売れるね」
それって、餃子って言わね?