こちらは、シーガイアのシェラトンのバイキング。こういうのって、魚の善し悪しで分かってしまうものだけれど、ここのは美味しい。
香の物もきちんとしている。卵焼きもしっかり。確か、正規で食べると2,500円ぐらいするのだが、ホテルの朝食としてはCPは高いか。つい取りすぎてしまうので、努めて控えめに控えめに。
それにしても、ここのレストランの選択肢って、、。地元の人曰く
「あそこはレストランがダメ」
だそうで。朝飯はともかく、確かに夜はあんまり。
写真と紀行文
こちらは、シーガイアのシェラトンのバイキング。こういうのって、魚の善し悪しで分かってしまうものだけれど、ここのは美味しい。
香の物もきちんとしている。卵焼きもしっかり。確か、正規で食べると2,500円ぐらいするのだが、ホテルの朝食としてはCPは高いか。つい取りすぎてしまうので、努めて控えめに控えめに。
それにしても、ここのレストランの選択肢って、、。地元の人曰く
「あそこはレストランがダメ」
だそうで。朝飯はともかく、確かに夜はあんまり。
一連の騒ぎで、入港は 3時間遅れた。日没は近いが、いっこうに着かない。宿も決まっていない。「船長のお詫びのディナーは無いのか?」と冗談で言っていると、無償の晩ご飯が出ると言うアナウンス。そんな話をしていたタイミングだったので、凄い勢いで食堂に行く。
カレーと焼きそばが出た。ちゃんとレタスのサラダも付いている。具とかはあんまりなかったけれど、僕の好きなチープな味の焼きそばだったし、緊張感の続いた後で夕日を見ながら食べると、美味に感じた。なんかタダで食べるのも申し訳ないので、せめてビールを買って飲む。
乗る前は、フェリーって「船酔いするんじゃないか?」と思って恐かったのだが、そんなことは全くなかった。乗船後、最初はこわごわビールを飲んでみたが、気分は悪くならない。しまいには、売店で売られていた黒霧島(焼酎)を飲んでみたりしたが、大丈夫だった。
そういえば、一連の転落・救出・ヘリ来る、その大騒ぎを通して、デッキで寝ながら日焼けを続けていた人が居る。
死んでるんじゃないか?と思うほど、動かないのだが、ちゃんと寝返りは打っていた。いつの間にか誰言うともなく、「猛者」という名前がついていた。夕方太陽が沈んで、ふと不安になって(死んでんじゃないか?)見にいくと、猛者はちゃんといなくなっていた。
この猛者に限らず、転落事故で停船したことにブチ切れるトラックドライバーやら、全身彫り物が施されたお父さんと子供たちとか、なんか普段はあまり お目にかからない感じのお客さんが一杯。そんな人たちが、狭い(といっても全長 170メートル以上あるんだが)船の中でまる 1日の人生をシェアする。飛行機で行けばものの 1時間のこの距離を、ゆっくり進むフェリーって面白いかもしれない。
宮崎港に入ったのは 9時過ぎで、もう日もすっかり暮れてあたりは真っ暗だ。
「このような旅ばかりではありませんので、是非またフェリーをご利用下さい」
という船長のアナウンスが印象的だった。言われなくても、帰りもフェリーなんだよね、、。
五島列島は観光地としてはどうなんだろう。海は、綺麗だ。今日みたいな天気の良い日には、美しい色をしている。で、人はあんまり居ない。少なくと も、東京あたりから来ている人が居ない。ここからほど近いと言えなくもない屋久島が、マニアックな感じを演出しつつも一大メジャー観光地として成功してい るのに比べて、五島列島は、ほんとにマニアックなのだ。
僕たちは、福江島に一つある SATY で水着やらピクニックシートやらを買って、子供とお母さん達に占領されている、午後のフードコートでドーナツを食べた。いかにも観光客を相手にするような 店に行くよりは、こんな地元の普通のスーパーの方が、よほど安くてちゃんとしている。でも、ここではそもそも観光客向けの店なんて見あたらなくて、普通に スーパーしかない。多分、あんまり観光地ではないのだ。
ふらっと入った鮨屋の大将とかも、全然観光客慣れはしていなくて、やたらにネタがでかくて値段の安い握りは、ほんとに地方の漁師町のお昼ご飯という感じだった。
あるいは、海辺で写真を撮っていたら話しかけられた時も、地元の暇なオッサンの普通の世間話だったりした。
「なに?そのカメラ?」
「ん、CONTAX です」
「、、」
多分、変なニセモノカメラだと思われたに違いない。気まずいこときいちゃったな、悪いな、という感じで、話題は変えられていった。オッサンは、どこどこの店は現像が安い、という情報をくれたりした。ごめん、ここで現像はしないんだよ。
それにしても、今日は海の色が綺麗だね。