株価、低いですね。皆さん、含み損なんか抱えてませんか?困りますよね、ほんとに。
関係ない話ですが、皆さん、マイラインは KDDI でしょ。
お願いです。マイラインは KDDI でしょ。
注1:本稿は KDDI の宣伝を単にご紹介しているだけであり、KDDI のサービスに関し、何ら推奨しているものではありません。
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通天閣は、独特だった。つまり、それは流行らないデパートの屋上のようであり、くたびれた東京タワーのようであり、そして、結局はそのどれにも似ていなかった。
通天閣から見下ろすくすんだ町並には、下町の猥雑さと日常の倦怠が同居し、およそ観光地らしからぬ佇まいを見せていた。
もちろん、通天閣というのは大阪で著名な観光地だ。だから、平日の午後4時過ぎという妙な時間に行ったにもかかわらず、展望台に向かうエレベータには行列が出来ていた。(休日は1時間以上の待ち時間になる)
行列に並んでいると、妙な人たちが目に入った。エレベーターを待つフロアで、何人もの人がひたすらテレビを見ている。工場労働者風のおっさんとか、 買い物途中のおばちゃんとか、そんな感じの人たち。彼らは別にエレベーターを待っているのではない。フロアの真ん中に据えられたテレビを、ひたすら見てい る。
そのテレビのチャンネル主導権は、リモコンを持った切符売り場のおっさんにあるらしかった。彼は観衆の嗜好などお構いなしに、あちこちチャンネルを 変えた。コロコロ変わる画面を、その恐ろしく暇そうな聴衆がじっと見ていた。(ちなみに、この待合いゾーンみたいなところまでは、入場料無料)
ようやくたどり着いた展望台から、薄曇りの市街を見下ろしていると、なんか看板がこっちを向いている。なんだあれは、ラブホテルの看板が、天空に向けて設置されている。
通天閣展望台狙いのピンポイント広告か、、。
工業団地を抜けて、海岸まで来た。車を降りて、僕はContax T2を取り出し、堤防によじ登った。海は時化で、沸騰したように白くなっていた。
こんな景色を撮りたかった。コンクリと、水と、綺麗な景色ではない。でも、嘘がない。
消波ブロックすれすれまで近づくと、波の咆哮が足下から聞こえた。空気が海水の粒子でベタついている。波のリズムが深くなり、おおきなヤツが来そうな気がする。波はとても大きくて、下手したら死ぬんだろうなと思った。
ファインダーの中、一面に泡雪のような波が砕け散った。綺麗だ、とシャッターボタンを押した一瞬。頭の上から、切るように冷たい海水が降り注ぎ、そして何も聞こえなくなった。
バッシャーーーッ。
「うぎゃーーーーーーーっ、波がぁーーー」
鹿島に行ってきた。そして、こんな写真が残った。(カメラが海水まみれ)