髭が折れてしまった街の銅像。
誰かが花で髭を付けてくれた。
優しい人が居る。
写真と紀行文
髭が折れてしまった街の銅像。
誰かが花で髭を付けてくれた。
優しい人が居る。
ホノルルのホテルのビュッフェに置いてあった、味噌汁マシーン。もちろん使ってみた。
Marukome の文字と、あのキャラクターから、純正マルコメ製のようだ。使い方は、おおよそ、ドリンクバー的な使い勝手を想定してもらえば、当たっている。味は、流石純正だけあって、割と美味しいインスタント味噌汁ぐらいのレベルに達している。
具も一緒に出てきたりはしないので、文字通りの「味噌汁」をお椀に注いだ後、自分で「Negi」や、「Tofu」をトッピングしなければいけないのが、マヌケだ。
(しかし、クアラルンプールのビュッフェの味噌汁も、スープがウォーマーに入っていて、葱・豆腐は自分で入れるバージョンだったので、今の世界標準はそっちなのかもしれない)
アメリカ的カリカリベーコンをおかずに、味噌汁とご飯で朝食を食べて、スーパーの折り込みチラシ(部屋に配られる新聞には、珍しく普通にチラシが入っていた)を物色していると、妙に落ち着いた日曜の朝のような感覚になる。
少し気になったのは、味噌汁マシーンを使っている人が、他に誰一人として居なかったことだ。通訳が仕事の友人が予約した、日本人なんて泊まっていないホテルなので、まあ、そんなものか。
飲んだ後にラーメン屋に行くと言っていた友人は、店の手前の路地を右に折れた。
「やっぱ、うどんにしよう」
僕は正直、少しホッとした。飲んだ後のラーメンは色々な点から見て最悪だが、うどんなら、だいぶマシな気がする。
で、最近のお気に入り、普通のコーラ、うどん、昆布の天ぷら。
普通のコーラといっても、もうゼロカロリーの方が普通なのだろうか?僕が言う普通のコーラは、そういう意味ではカロリーの沢山ある全糖のコーラだ。数年間飲んだこともなかったのだけれど、あるとき、久々に飲んだらハッとするぐらい美味しかった。
うどんは、そういうものが食事になるとはあまり考えていなかったのだが、何軒かちゃんと美味しいうどん屋をみつけて、食生活のローテーションに入った気がする。
昆布の天ぷら。多分、出汁を取った後の廃品利用なんだと思うのだが、これ美味しい。天ぷら衣と出汁のカタマリのような昆布が、予想外に合う。ある意味、店でしか食べられないタイプの食べ物。