今週はアメリカ

と、いうわけで、今週はアメリカに出張してまいります。

サンタクララに現地集合という、素敵なセッティングになっていますので、ぶらり行ってみたいと思います。

もちろん、荷造りなんて、してません。朝起きてやります。なので、きっと、パンツの数が足りないと思います。あと、管理者は旅行に行くときに、バスタオルを詰めてしまう癖があるので、荷物が肥大化するのですが、今回はやめておきます。

現地にはいちおう愛機、ThinkPad(勤務先はIBMではない)を持っていきますので、もしかしたら、更新するかもしれません。帰ってくるまでに、AT&Tのサーバーの調子が戻っているといいなぁ、、。

注1:つい合宿気分で、バスタオルとか、洗濯干用のロープとかを入れがちです。

左側に失ったものを、右側に得たもの

電車で、向かいの席に座った女性。
誰かに似ている。あるいは、忘れてしまった誰かなのか。
左手の薬指に、指輪。

ノートの真ん中に線を引いて、左側に失ったものを、右側に得たものを書いてみる。そんな話が、村上春樹の小説に出ていたっけ。

多分、綺麗な人だった。でもやがて、その顔も忘れてしまった。

cocco: サングローズ

Photo: contax T2
Photo: contax T2

旅先に持っていく音楽は、自分が本当に聴きたい音楽。

その夏、南の海を見ながら、僕が聴いていたのは彼女の歌だった。その時、僕はまだカセットテープのウォークマンを使っていた。悲しい歌が多かった、でも落ち着くことが出来た。

熱に浮かされたような季節で、僕は今よりも少しだけ若く、そして、脆かった。彼女の歌の脆さが、僕を惹きつけたのだと思う。


今度の Cocco の、最後のアルバムには、光が入っている。歌は、もう悲しくない。

歌うことが、自分を癒すための何かだったとしたら、その意味での歌というのは、彼女にとっては、もういらない。そういう、ことかもしれない。

いつか、また、別の形で彼女に会えるといいなと思う。