Double Big Mac 2020 – AKA Mega Mac 2007

Photo: “Double Big Mac - AKA Mega Mac”

Photo: “Double Big Mac 2020 – AKA Mega Mac 2007” 2020. Tokyo, Japan, Apple iPhone XS max.

Slackのチャットで、成城石井で最近見つけたうまいものを晒し合っていると、むしろマクドナルドが無性に食べたくなってきた。ジャンク上等。

浅ましくも、ビッグマックのクーポンが存在するのか、念のためアプリを起動すると、倍ビッグマックがレコメンドされてくる。倍?今なら100円プラスで肉を倍にできるとの事。つまり、ビックマックの肉を4枚に出来る。おまけに、今ならポテト全サイズが150円で、野菜をバランス良く摂取することもできる。


夕方のマクドナルドはそれなりに混んでいた。聞くとも無く周りのオーダーを訊いていると、倍ビッグマックは人気だ。単品でビッグマックとポテトを包んでもらって、いそいそと持ち帰った。

姿見えぬ熟練クルーが作ったと思しき倍ビッグマックは、なかなかの組み立て具合だ。早速食べてみると、これは、ビッグマックのファンは食べた方がいい、という感想。あのパサパサの肉感がさらに増している感じで、できればソースは増やして欲しかったが、トータルで考えるとタンパク質をより摂取出来るので栄養バランスが改善されている。はず。

で、ふと思ったのだが、これってメガマックでは無いのか?2007年に、食べた記録があるのだ。僕が覚えていなくても、このWebサイトが覚えている。

板橋駅の(素晴らしい)ビッグマック

Accurate Big Mac

Photo: “Accurate Big Mac ” 2015. Itabashi station, Taiwan, Apple iPhone 5S.

毎度おなじみ、現地のマクドナルドでビッグマックを食べてみるシリーズ。期待高まる、台湾のマクドナルド。空港から新幹線に乗り換える、板橋駅で電車の待ち時間を利用して食べてみた。

改めて説明すると、マックのメニューの中でもビッグマックは僕の好物であり、かつ、だいたいどの国のマクドナルドにも存在している(インドには無かった)。ただし、材料の仕入れと調理・組み立ては、現地の方々が現地の感性で行うので、ユニバーサルなメニューで有りながら、ご当地感がにじみ出てしまう。だから食べ比べると面白い、安いし。

さて、台湾のマクドナルド。オーダーは英語でフツーにOK、接客は至って丁寧。Twitterで流れているようなコスプレを店員さんがしている、というような事は、もちろん無いよ。


出てきたビッグマックは、パンズのふわり感といい、レタスの刻みといい、組み立ての正確さといい、文句が無い。本家アメリカの雑なビッグマックを軽く凌駕するばかりか、日本で「当たり」の時のビッグマックも超えているかもしれないクオリティー。この後乗った新幹線のクオリティーも驚いたけど、これも凄いね。こんな温かい所で、こんな精密な仕事が。

あと、なにげにポテトもカリッと良い感じだった。

メガマック

Photo: メガマック 2007. Japan, Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

Photo: “メガマック” 2007. Japan, Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

旅に出る前に、何故かビッグマックを食べ続けてきた僕にとって、この新春にその上位バージョンであるメガマックがリリースされるというニュースは、新しい年の旅立ちに向けての吉兆とさえ思えた。

というようなことは、全くないが、ここ数日にわたって昼夜「メガマックが出るぞ」「メガマックはまだ食べていないのか」「メガマックのポスターの写真を送ります」等々の、メガマック情報が、一方的に送りつけられてくるので、じゃあ食べに行きましょうということになった。


あんまり意味はないが、ちゃんとクーポンなんかをカラー印刷して、準備万端。近所のマクドナルドに出かけた。クーポンには小さく、「メガマックが品切れの場合、ビッグマックを 240円でご提供します」と書いてある。品切れするようなものなのか?

夕方だったが、マックは混んでいた。見れば、ほぼ全部の客のトレイにメガマックの小箱が。はっきり言って、人気だ。でも、メガマックって、既存のハンバーガーの材料だけで出来ているので、品切れとかはしないと思われる。


メガマックは何かと言えば、ラジオの CM がいみじくも言い表したように「パンズ、肉、肉、パンズ、肉、肉、パンズ」である。どうやって作るのかと思ったら、疲れ切ったパートのクルーが保温ケース に入った肉を、いつものビッグマックのパンズの上にペタペタと積んでいる。肉の消費量が普通のハンバーガーの 4倍、ビッグマックの 2倍なわけで、まとめ焼が基本なのか。店の脇には真っ白なペイントの怪しげな冷蔵トラックが横付けされ、飼料の素材を補給している。

バーガー類の待ち行列は全部、メガマック。かなりアメリカンな配色の紙箱に、メガマックの広告写真ほどのボリュームは無いが、ビッグマックの広告写真ぐらいのボリュームで(ややこしい表現で申し訳ないが)、ドンと入っている。


食べてみると、まあ、美味しいのではないか。美味しいというのは、つまり、よりビッグマック感が高まっていると言う意味で美味しいのであって、そういうものが嫌いな人には、とても苦痛を与える食べ物であるとは思う。それから、肉が2枚増えただけで、これだけ腹に来るのかというぐらい、満腹にはなる。いや、まあ、これはアリだろ、という感想。注意としては、700kcalオーバーなので、ダイエットコークとかを頼んでも、何の意味もないという点が挙げられる。

ちなみに、各方面から寄せられたその他の感想としては、「こんなに口が開かない」「美味しいとは思うが、食べきれなかった」「モスバーガー派なので食べない」など、なかなか好意的なものが多かった。

なお、食べ終わった我々は、「焼肉でも行くか」という結論に達した。ファーストフードって、いまいち〆にならないのだ。