レゲエブーツ

Photo: binding 2006. Yamanashi, Japan, Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

Photo: "binding" 2006. Yamanashi, Japan, Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

久しぶりにスキー。天気は快晴、集合も至って時間通りで、恐ろしく順調な進行に一抹の不安を覚えたが、直ぐに乗る高速道路を間違えるお約束の展開があったので、ようやく安心。

プチ氏は例によって、準備段階でトラブル。ブーツが見つからないため、急遽掘り出してきた予備のブーツが全然バインディングに合わないらしい。そこで、いつものように、手近にあった(なんであるのか)エアーキャップ(通称:プチプチ)にてエアダンパーを作成。

意外にも、これが非常に快適ということで、これは売れる!新製品だ!IP 取得だ!起業だ!

えーと、出資者募集中です。

ISO標準テイスティンググラス

Photo: ISO glass 2006. Yamanashi, Japan, Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

Photo: "ISO glass" 2006. Yamanashi, Japan, Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

シングルモルトブームですっかりおなじみになったテイスティンググラス。ロックグラスで丸氷をぐるぐるするというのがちょっと前の大人のイメージなら(そうなのか?)、今はやっぱりこっちのグラスでストレートで飲むのがイメージではないかと思ったりする。実際、ロックで飲むよりたいていは美味しいし。

で、ワイングラスと違って、あんまりバラエティーないよなと思っていたら、ISO標準グラス(ISO 3591:1977)とかあるみたい。しかも、名前から察するに元はワイン用なのかな。確かに、グラスの形で味は変わるだろうから、しかるべきテイスティングの席では、しかるべきグラスが使用されるのであろう。

あっちのステーキ

Photo: ステーキ Tokyo, 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

Photo: “ステーキ” Tokyo, 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

オサレ街での仕掛け仕事が終わって、一段落。4時過ぎに起き出して、働きっぱなしだったから腹が減ったよ。ホテルの上の方に上がって遅い昼食。


大きな石造りのテーブルが据えられたオープンキッチンのステーキハウス。店の中央にウォークスルーになったガラス張りの肉ケースがある。そうなると、がぜん肉の気分になって来る。アメリカ出張で散々肉を食ってきた友人の話が頭に残っていて、あっちの感じのステーキが食べたかった。霜降りの和牛もあったが、さっぱりしていそうなオーストラリア産の肉を選ぶ。

ホテルの中層階にあるこのレストランは、真ん中が吹き抜けのテラス席になっていて、なんとなくのんびりする。彼方の席では、子連れのセレブなアジア系奥様 2人が遅い午後のお茶を楽しんでいたり、身なりの良い老婦人が娘を伴って食事に来ていたり。なるほど、そういう生活のそういう日常がある場所か。


アルコールはとらずに、ペリエを飲み(最近なんか流行ってるの?)サラダを食べながら待つこと 15分、行儀の良い野菜で腹一杯になった頃に、肉が運ばれてきた。上品な白皿の上に、どどっと乗っている。薪の火で焼き上げられた肉は、焦げ気味に見える程きちんと火が当たり、厚みもある。木の香りと塩で十分に風味が付いていて、4種類ついてくるソースはいらないぐらい。付け合わせの蒸したアスパラガスが、そのへんで売っているものとは違う一段美味しいもので一同驚く。12オンスのオージービーフサーロインは脂が少く、切っては食べ、切っては食べしていると、割と易々と腹に入った。


テラスから入る外気と、ひんやりした空調の風が混ざって、意識が遠くへ。甘いもので目を覚ます。タルトを小さめのホールでとったら、ボウルに入った山盛りのホイップクリームと、自家製のマンゴー・アイスクリームが 1カップ付いてきた。ふーん、どうやって盛りつけてくれるんだろう、と皆で 5分ほど眺めていたら、「お客様にお取り分けしていただいています」だって。

なるほど、セレブでもアイスは自分で取り分けるのか。