結局、講演タイトルとか、動画タイトルとか、そういうものを考える会議をしていると、どこまで煽るか、どう目にとめてもらうか、という話になる。どうしても、世間で使われているYouTubeのタイトルみたいなものに、みんな少なからず影響を受けていて、そんな表現が出てくる。
それをどこまで許容するかのレギュレーションを、定量的に定めることは不可能なので、最後は良心に頼るしか無い。なるべく煽りたくないな、と個人的には思っている。
結局、ちゃんと調べたり、ちゃんと考えたりするほどに、断言出来ることは少ないし、限られた時間で全体像を説明することは難しい。だから、あまりにわかりやすい言説や30分でわかるみたいなものは、基本的にまやかしだ。でも、そういうものが持て囃される方向性は益々加速するだろう。
このサイトは、もちろんここまで書いてきた歴史の中では、Amazonのアフェリエイトリンクを試してみたり(ごく出始めの頃だ)、タイトルを気にしてみたり(だいたい、最初は全ての「某月某日」がタイトルだったが)、記事の更新をかける時間を考えてみたり(日記才人のログが流れにくい時間帯とか)、そんな一通りの事をしてきて、今に落ち着いている。
「今」というのはつまり、別に何も気にしない、ということ。キャッチーなタイトルにはしないし、広告は一切入れないし、なんならあまり目立たないようにしていきたい。
そういうものと、遠くにありたい、と思うのだ。