Contax T3修理代3万円、、。

Contax T3 のレンズバリアが壊れた。金属製の T2 にくらべて、プラスチック製の T3 のレンズバリアは、いかにも脆弱だが、懸念通り破損。

ヨドバシで修理依頼をした。まあ、バリア部分の交換ならそれほどの金額はかからないだろうと思ったのだが、、。(工賃だけで数千円だろうから、一応、3万円以内なら修理にしておいた)

で、返ってきてビックリ。


レンズユニットごとアッセンブリ交換されていて、部品代 2万円+工賃 7千円+消費税で 28,350円!なにそれ!!(デジカメ買えるぞ)

カメラ部門が廃止されて、メインテナンスも外注になっていた。下手に修理されるよりは、アッセンブリ交換の方がまだいいか、、。と自分を慰める。レンズユニットの部品代が2万円は、ある意味安いと言えば安いのかもしれない、、。
Contax ユーザーの皆さん、大事に使った方がいいですよ。

Carl Zeiss Biogon T* 28mm/F2.8(ZM)

Photo:2006. Japan, Zeiss Ikon, Carl Zeiss Biogon T* 2.8/28(ZM), Kodak 400TX

Photo:2006. Japan, Zeiss Ikon, Carl Zeiss Biogon T* 2.8/28(ZM), Kodak 400TX

Zeiss Ikon 標準ファインダーでサポートされる、最も広角のBiogon 28mm/F2.8。6群8枚のコンパクトなレンズ。

モノクロで撮ったときの、コントラストの描写は驚くほど鋭い。暈けは繊細、エッジの立ち方はハッとするような鋭さ。

反面、カラーポジ・ネガで撮ると、なんというか薄味の描写が、個人的には物足りなく感じる。少し遠くに写るような、そんな感じがする。

いずれにしても、とても個性のあるレンズ。zeiss ikon の肩に力の入らない操作感と、きりっとした描写のコントラストが面白い。自分が思ってもいなかったものを受け取れる、そういう飛躍があるという意味では、 MM の Planar 85/1.4 に並んで僕の好きなレンズだ。

Zeiss Ikon

Photo: zeissikon

Photo: zeissikon

Contax を生んだカメラメーカー、Zeiss Ikon がカメラの生産を中止したのは1972年。それから約30年、コシナの製造により 35mm レンジファインダーとして、Zeiss Ikon の名前が蘇った。

発表当初、「いったい幾らするのか?」と言われたボディは、発売されてみれば 15万円台という価格。(当初は、40万ぐらいするんじゃないか?と皆言っていた)特に、Contax のルーツとも言えるブラックペイントは、フィルムカメラ冬の時代にあっても、製造が追いつかずに入手困難だ。


デザインは直線を基調とした、Zeiss らしいすっきりしたもの。ライカのような威圧感はなく、かといって、没個性でもない、主張のあるデザインだ。Zeiss Ikon のロゴが正面に入っているが、普通の人はいったいどこのカメラなのか分からないだろう。ボディにコシナの名前は無く、左肩には Zeiss のロゴが付く。

ボディ色はシルバーとブラックが選べる。どちらも値段は同じで、両色共にペイントだ。自分的には黒しか無い気がしてブラックボディを選択。web ではただの色違いぐらいの印象だが、実機を見てみると、シルバーに比べて印象が引き締り一回り小さく感じる。(買ったときは品薄で、ブラックボディは実機 を見ないで予約注文した)表面処理はマット仕上げではなく、少しグロス気味。塗装はかなり厚めに塗ってあるように見えるが、web で言われているようなムラは気にならない。ボディ上の文字類は印刷ではなくて、刻印 + 塗装となっている。

ボディは見た目よりも軽いが、手に持った感触はかなりしっかりしている。このサイズのカメラを使うのは初めてだが、「撮る」という動作においては、大きからず小さからずの丁度良い大きさのように思う。

撮る前の準備として、フィルムの装填は少し慣れが必要。マニュアルの記述がいささか不親切。まず、フィルムのリーダー部分の先端を、巻き取りスプー ルの溝に噛ませるのだが、ここの図がいまいち分かりにくいように思う。最初、操作に少し迷った。(レンジファインダー慣れしている人には、当たり前なのか なぁ)


次に撮影に関する部分。ファインダーはとても明るく文句無い。レンズが 28mm だと、アイポイントがかなり低くなるが、それは一眼レフと比べるからだろう。(レンジファインダーって、そういう事は気にしないのか)シャッター音、感触 は思った以上に良い。ほれぼれするような類のものではなくて、抑えめでパタリ、という感じで切れる。価格を考えると、まずは良くできている、という印象。 ISO 設定、シャッター速度設定、AE 設定、露出補正のインターフェイスは直感的に1つのダイアルにまとめられていて BESSA と同じ。EV±2 の範囲で AE の目盛が切ってあり、それ以外がマニュアル設定のシャッター速度になっている。なお、露出補正は ZM レンズに合わせて 1/3 ステップに変更されている。

電子制御は AE 部分のみなので、シャッターチャージ、フィルム巻上げ、絞り、フォーカス、フィルム枚数カウント、ISO セット等は全て手動・機械式だ。デート写し込み、セルフタイマー、ストロボ、ブランケット撮影機能等はもちろん無い。ブライトフレームについては、レンズ の「つめ」を使って自動的に選択される。


幾らでも便利なカメラが売られている「今」になっては、この「機械」は、面倒は面倒な代物だが、自分で「撮っている」気がする。趣味的なカメラと言 えるが、この機械自身が持っているリズムのようなものは、確かに写真に違いとなって現れるようで、僕はそれが気に入っている。また、機械はレトロでアナク ロでも AE はかなり賢く、レンズは最新の T* コーティングレンズであり、性能は高い。クラシックなリズムを持ちながら性能は現代の水準。飾りではなくて道具として使えるカメラだ。