ロシアはウォッカ?ビール?

Google translate in Russia.

Google translate in Russia.

ロシア人は絶えずウォッカ飲んでるイメージあったけど、正直ウォッカを飲んでいる人を見ることは無かった。ビールとか、カクテルとか、そういった世界の他の場所で飲まれている、普通のものを飲んでいる。

スーパーの売り場を見ても、ビールが多い。ウォッカのコーナーも有るけど、やっぱりビールなんだ。ちなみに、ウォッカコーナーは深夜は入れなくなっていた。でも、ビールは普通に買える。こんなものは、ロシア人にとってアルコールのうちに入らないという事か。

売り場の一角には、ドラフトビールをセルフサービスでペットボトルに入れる、量り売り(?)コーナーもある。初めて見たよ、そんなの。


寝る前にビールでも飲もうかと、銘柄を吟味する。なかでも、可愛さとか全く求めてない、ストロングスタイルの熊が描かれたパッケージが素敵。ロング缶でたっぷりしている。

キリル文字はアルファベットがそもそも読めない、音が想像できない。そうなると、買い物にかなり困る。そんな時にリアルタイムに翻訳結果をオーバーレイしてくれるGoogle translateの未来感、電脳感が凄い。スーパーとかレストランでは立派に実用レベルに達している。

ロシア顔をした熊の力強いパッケージにスマホをかざすと、、えーと、これは”Strong”なのね。。調べる必要は無かった。飲んでみると、味は、まさにストロングであって、正直こんなにいっぱいいらなかった。

プーチンカレンダー

Photo: “Putin calendar 2019.”

Photo: “Putin calendar 2019.” 2018. Tokyo, Japan, Apple iPhone XS max.

今回もまた、プーチンカレンダーを頂くことができた。無事にプーチンカレンダーをかけて、新年をはじめることができた。

「魔除」になるとの噂もあるこのカレンダー、Loftでも買えるのだが輸出版と国内版では写真のセレクションやフォームファクタがだいぶ違う。当然、国内版の方がマニアックな仕上がりとなっている。今年の表紙は、動物好きをアピールする猫(大きめ)との2ショットか。

毎年、誰かがモスクワを訪れ、誰かがカレンダーを買ってきてくれる所を見ると、やはり、ロシアは「きて」いるんじゃないかと思う。


去年は、駐ロシア武官・文官、駐在員、留学生から成る、ロシアクラスタなるものが、存在することを知った年だった。

「え、赤の広場のインツーリスト無くなっちゃったんですか?」「今は、リッツカールトンになってますよ、、」
「ほら、なんでしたっけ、あそこの和食屋さんのお弁当ね、ロシアでは珍しく時間通りに届けてくれて」「そうそう、でも先生気が短いから、弁当はまだかーって」

もう会話が濃すぎて、何言ってるのか分からないけど、カレンダーに写った黒服でびしょ濡れのプーチンの説明をしたら、ちょっと感心されたので得意な気分。


羊ページは23年目です。今年は、書いたものはちゃんとタイムリーにアップしようと思います。。

孫を連れて

Photo: "Little Tolstoy."

Photo: “Little Tolstoy.” 2017. Vladivostok, Russia, Apple iPhone 6S

ウラジオストクの路線バスは、ちょっと信じられないぐらい年期が入っていた。経済圏としては韓国が近いせいか、ボロボロの大宇とかそんなものが走り回っている。今日はいい陽気だけれど、クーラーは入らずに窓全開だ。まるでヨーロッパなウラジオの町並みが、車窓を通り過ぎてく。

孫を連れて連れてバスに乗るじいちゃん、手の甲には碇の刺青が見えた。船乗りとしての人生を終えて、今は丘で暮らしているのだろうか。冬のオホーツク海を越えて、人生がこんな形で残るなら、それも悪くない。


港の小さなスーパーに行く道すがら、野良猫を見つけた。

今日は暑いが、冬場ともなれば平均気温がマイナス10度を下回る土地。もっこもこのロシア帽みたいになっているよ。ロシア文豪といった威風堂々の風格。

近寄ると、おそロシアな視線で睨まれた。退散。