Photo: "国際通り" 2003. Okinawa, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8, JPEG.
なんか沖縄ブームなんじゃないかと思うわけだ。
テレビを見ても、雑誌を見ても、街を歩いていても、なんだか沖縄がここんところ、ずっとブームなのではないかと思っている。どう考えてもそうだ。
大学の専攻科目として、半分だまされたように、半分は担当助教授の趣味で、沖縄について勉強してきた僕としては、「いまさら沖縄・沖縄と騒ぐな」とコメントしていきたい。時代は、やっと追いついたのか。(関係ない)
そして、気が付けば、沖縄に来ている。仕事で。遊びに来たことは、ない。
南の楽園リゾートという方向性ではなくて、小難しい話題の対象としての沖縄というのは、あんまり良いニュースのある場所ではない。産業はないし、でかい米軍基地はあるし。観光では潤うのは、多分、島の一部だ。
ちなみに、島で「ビジネス」というのをしてみると、ここに、本土流の経済観念を持ち込もうとするのは、難しい、あるいはナンセンスであることに気が 付く。のんびり、というか、危機感がない、というか。それは、当然こちらの価値観であって、先方に押しつけるものではないが、本土の経済のルールが通用し ないということは、その恩恵を受けることも難しいということだ。
アポイントをとっておいた人間が、悪びれもせずにいなくなっていたり、余裕をみた計画線表をあっさり破壊するのんびりした作業進行だったり、、。そ んな思いをしながらも、沖縄ならではのフレンドリーなバーテンに出会って、終電も気にせずに(もともと電車走って無いから)飲んでいると、それはそれで、 「まあ、いいか」という気分になってくる。つくづく、いろんな事が違う。
そんな風に、昼間は仕事をして、夜はちょっと地元に飲みに行って。まるで普通に、数日を過ごした。沖縄戦の意味とか、日本経済における沖縄の現状と か、そんなことを考えさせられながら過ごした、学生の時の沖縄とはだいぶ違った日々だった。うーん。難しいことも必要だけど、日々をちゃんと過ごせること も大事だね。
注:羊ページは、ちょっと前のことを書いたりするので、今沖縄にいるわけではないです。