キャンプの朝、おにぎりを焼いてみる

Photo: むりやり焼きおにぎり 2003, Saitama, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8

Photo: "むりやり焼きおにぎり" 2003, Saitama, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8

キャンプの朝。夜はえらく寒かった。

とりあえず火をおこして、お湯をわかす。紅茶入れろとは言えないので(コーヒーは好きじゃない、むしろ嫌い)、皆に合わせてコーヒー。ただし、僕のは牛乳コーヒーだ。

網の上に、行きにスーパーで買ってきたバターロールをのっけてみる。直の炭火でパンなんか焼いてうまいのか?という声もあったけど、割と美味しい。

どっかの高級リゾートホテルの「離島ピクニックツアー」でも、焚き火に金網を渡して長いバケットを焼いていたから、まあ間違ってはいないんだろう。焼き加減は難しいけど。


昨晩の残りのご飯も、おにぎりにして焼いてみよう。最初は、誰も食べないっぽい感じだったけれど、握って焼いてみたら、意外といけそう。醤油や塩が何故か見あたらなかったので、味付けはやむおえず「味塩こしょう」。多分胡椒は合わないが、まあ、細かいことは気にしない。

美味い、割に。胡椒の香りは、かなり分かる。合わない。

一週間焼肉ダイエット

Photo: 上カルビ、あるいは上脂 2003. Tokyo, Japan, Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

Photo: "上カルビ、あるいは上脂" 2003. Tokyo, Japan, Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

一週間焼肉というのをやってみた。サイドオーダーは許されるが、バランス的には、肉をおかずに、飯を食べるような感じだ。

レバー嫌いにレバーを食べさせてみたり、焼き肉というより生肉という勢いで食べてみたり、いろいろバリエーションを楽しむ。ただし、寝ても覚めてもメニューは焼き肉。


初日は嬉しい。二日目はちょっとうんざりで、三日目は凄くイヤ。四日目以降は、諦めの境地に達する。
「また肉か、、しょうがねぇなぁ、、」みたいな。あるいは、「よし、そろそろ夜肉いくかぁ、、」みたいな。

さぞかし健康に悪いかとおもいきや、べつに、体調を崩したりはしない。しかも、意外なことに、肉だけ食べているぶんには太らない。よく、何か単一も のをひたすら食べるダイエット方法があるが(すりおろしリンゴダイエット、某フルーツジュール使用 24時間ダイエット等々)、肉ダイエットでも痩せることはできる。シナボン・ダイエットだって多分、不可能ではないはずだ。


日ごろ焼き肉については、割と鍛えている我々も、一週間の最後の方はちょっと肉をなすり合う感じ。

なにこの霜降りの肉。カルビなの?うげー、霜降りか。お前喰えよ。まて、俺の皿に入れるな。、、じゃあ半分にするか。良く焼こうよ、脂落ちるし。


注1:合わせてどんぶり飯とかを大食いしたらどうなるかは保証の限りではない。
注2:いや、たぶんこの肉は普通に食ったら旨いのだと思うが。(実はこの肉は、見た目より、かなり安い、、)

焼き魚定食

Photo: 卵納豆もつけてみました 2003. Tokyo, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8

Photo: "卵納豆もつけてみました" 2003. Tokyo, Japan, Sony Cyber-shot U10, 5mm(33mm)/F2.8

東京、某所。表にランチメニューなんて貼ってない。一見には敷居が高い、というか、無理。

暖簾が下がっているわけだが、最近の良くある飾りみたいな高い位置にあるやつじゃなくて、ちゃんと潜らないと入れない。だから、入(はい)り口のあたりの布が、ちょっと寄っている。それがまた、難易度が高い。

それでも、魚を焼く芳ばしい香りに惹かれて引き戸を開けると、店の中は、かなーり昭和。で、凄い混んでる。戦場。客筋は食通っていうのではなくて、昔からこの店で喰ってる、みたいな人が多い。

数名のおばちゃんと、焼き方の板前(老練)が、謎のロジックで大入りのお客さんをさばいている。飯は軽めが良いとか、納豆から卵を抜いてくれとか、 早く焼けるやつをくれとか、そんな混沌とした注文をさばいている。厨房の脇の席で、恐ろしく熱いほうじ茶を飲みながら様子をうかがってみるが、どうやった らこれで注文を間違えないのか、さっぱり分からない。


メニューは定食だ。魚の焼き物が数種類。壁に貼った定食の短冊は、もはや変色している、何年も同じだ。日替わり、みたいな軟弱なものはない。ここには鯖味噌も、生姜焼きもない。焼き魚か刺身を食う店なのだ。

皿からこぼれる大きさの照り焼き。ちゃんとした焼き魚。熱々の味噌汁には、でかい木綿の豆腐と、若布。黙々と手で盛りつけられていく、刻んだ糠漬け (凄い旨い)、手加減の無い盛りの飯。ちょっと前は、昭和な塩分濃度だったけど、最近薄味になってきた気がする。時代の流れか、でもさすがにこれは歓迎す べき事だと思う。


表の塀では、三毛が刺身の切れっ端を夢中で食べている。奥の小上がりでは、僕が鰤照りを大喜びで食べている。