Flex Syncro System 7570

羊ページの管理者は、ここ数ヶ月の間に、幾つかの「快適生活用品」に投資を行った。これから数回に渡り、これらの商品のレビューを行う。(つもりだ)


・Flex Syncro System 7570(自動洗浄&充電用母艦付、電気髭剃機)

Braunの電気剃刀。日本製の競合製品は色々あるが、あまりにも生活感が滲んでしまうと言うか、切実すぎるので却下。System 7570は、意味のない大型液晶を搭載していたり、手に馴染まない流線型のデザインだったりして、電気剃刀にあるまじき勘違い感がとても良い。一言で言え ば、無意味に洗練された髭剃り。もちろん、世界を駆け回るエグゼクティブな貴方のために、電源は240Vまで対応だ。


まあ、剃り味というのは、多分なかなか良いのだと思う。普通の電気じゃない剃刀に負けない。(僕はあまり髭が濃くないので、別になんでもいいといえばいいのだ)

ただ、最も重要なギミックは、母艦部分。つまり、自動洗浄&充電システムだ。シェーバーを立てる、スタンドのようなものが付属しており、これに突き 刺すと、自動的にアルコール洗浄と充電が行われる。この洗浄はなかなか豪快で、「ギュオーン」という音とともに、15分ぐらいかけて洗浄と乾燥を繰り返 す。ちまちま髭を掃除したりしなくていいし、衛生的。

最後のお楽しみ。実はこれが一番重要なのだが、一ヶ月毎の洗浄液モジュール交換の際に、どれほど髭が剃れたか、目で確認できる。洗浄液モジュールの 底面部が、ハニカム状になっていて、そこに髭が沈殿するようになっているのだ。一ヶ月の後、髭の溜まったモジュールを眺める快感は、使用後の毛穴すっきり パックを眺める快感に似ている。

評価:strong buy.

子供の頃の夕暮

Photo:2000. Kobe, Japan, Nikon F100, 35-105mm F3.5-4.5D(IF), Fuji-film.

Photo:2000. Kobe, Japan, Nikon F100, 35-105mm F3.5-4.5D(IF), Fuji-film.

夕日の沈む頃、空に電線と団地の階段が交差する景色。それは、僕に子供の頃の夕暮れを思い出させた。

家への帰り道、いつも団地の中を通る坂道を歩き、走った。

あの頃、未来への不安はなかった。失われるなんて、思いもよらないことだったから。


大人になれば、生きることは楽になるのだと思っていた。少なくとも、もっといろいろな事が分かるようになるのだと思っていた。

でも、どうやら、違うらしい。最近の複雑な世の中では、自分の姿を見失うのはあまりにも簡単。

カタツムリを捕まえた

Photo: 2001. Japan, Nikon F100, 35-105mm F3.5-4.5D(IF), Fuji-film.

Photo: 2001. Japan, Nikon F100, 35-105mm F3.5-4.5D(IF), Fuji-film.

朝、雨が降っていた。小学校に行く道すがら、カタツムリを捕まえた。

カタツムリは、筆箱に入れておいた。その頃、やたら蓋がたくさんついた筆箱が流行っていて、隠し場所には困らなかった。悪戯されたら困るから、友達には内緒。

帰る間際、筆箱の隅をのぞくと、膜を張って寝ていた。やはり、雨の中がよいのか。


帰り道、雨は降り続いていた。僕は、カタツムリを逃がすことにした。
アジサイの咲いている塀の向こう側に、放り投げた。

カシャッ、と音がしたような気が、、。

カタツムリは、きっと強い。雨は、やがて上がった。

羊ページはコンテンツの作成に、ダラダラ時間をかけるため、季節がずれ気味です。