猫舌ランチ

今日は寒いので、昼飯にラーメンでも食べようかと思ったら、出てきてビックリ、餡かけの具がかかっており、まるで冷めないおかげで、ちっとも食えない猫舌の皆さん、こんにちは、羊ページです。


同僚で、食べるのがえらく遅い女の子がいる。喋ってばかりで遅いとか、好き嫌いばっかりで遅いとか(例:ピラフからピーマン片を全部除去する)、そういうことではない。単に、遅いのだ。

はじめて皆で昼飯を食べに行ったとき、「私食べるの遅いんです」と言っていた割りには、まあ、なんとかなるかと思っていたら、「今日は必死で頑張った」という。確かに、料理が来てから、彼女は一言も喋らず、丼と格闘していた。食べるのが遅いというのは、特に都心のランチ戦争的状況のなかでは、たいへんだなぁと思う。


僕は、食べるのは早くもなく、遅くもない。しかし、猫舌という弱点をつくメニューを頼んでしまったときは別。特に、これからの寒い時期は、猫舌で冷え性の人間にとっては、きわめて微妙な時期である。

暖かいものを食いたく、かつ、熱すぎるものは食えない。例年よりはやく雪が降るようなこのお寒い御時世では、ランチメニューも、いきおい熱いもの系になりがちだ。

たっぷりとしたラーメンの上に、餡かけがかかってやってきた時の「しまった感」、あるいは、周囲につられて芳ばしくチーズの焼けたグラタンなどを頼んでしまったときの「やっちまった感」。はたまた、今日の吉野家はちょっと飯が熱くないか?という「ざんねん感」。

そういう時は、「昼飯ぐらいゆっくり食おうよみんな」と思ってしまう。あるいは、せめて「ぬるいもの屋」みたいな(ファーストフードでもいいから)、食い物屋をつくっていただきたい。ぬるめ豚汁とか、人肌ラーメンとか、絶対固定客がつくと思うのだが。

注1:極度の猫舌は、ラーメンにさえ氷を入れるという。僕はそこまではいっていない。
注2:吉野家の飯が熱い場合(そして熱いのだが)、半熟卵を投入することによって、かなり緩和することが出来る。

バックパックを開 けると、見覚えのない「藁納豆」が 3つ入っていた

Photo: 藁納豆 2002. Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.

Photo: "藁納豆" 2002. Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.

ミーティングから戻ってきて、何気なく自分のバックパックを開けると、見覚えのない「藁納豆」が 3つ入っていた。

なんという嫌がらせ。


以前、「烏賊徳利(いかとっくり)」を入れられた時は、仕方なく持って帰った。お陰で、部屋中が海産物臭くなった。

今回、泣く泣く持ち帰るのも悔しいので、ひとまず手近の冷蔵庫に保管。翌日ご飯をたいてもらって、納豆飯の会を開催することにした。

藁納豆を外側から嗅いでみたところ、かなり本格的な臭いがしたので、屋内での作業は危険と判断し、一路公園へ。羊ページ管理者は、こういうことを一人でやるのが、性格的にできないので、道ずれの他 2名とともに現地へ。


ご飯をよそって、納豆をよくまぜる。もちろん、漬物も買ってあるから、それを適宜盛り付ける。僕のバックパックに藁納豆を詰めたと思われる犯人(烏賊徳利を詰めた前科がある)には、タッパウェアに詰めた「納豆弁当」に調製して別途お送りした。遠くから、不審そうに眺める昼休みのサラリーマン数人。

結論から言えば、藁納豆は意外とウマイ。というか、戸外で本格的な仕込みの藁納豆ご飯というのは、凄くウマイ。コンビニの漬物さえ、こうして食べると清々しい。嫌がらせのお土産(オイヤゲ)であったのだろうが、普通に美味しくいただいた。(足りないぐらい)

ご馳走様でした。ぜひまた、買ってきてください。

崎陽軒のシウマイ

Photo: シウマイと大阪城ホール 2002. Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.

Photo: "シウマイと大阪城ホール" 2002. Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.

「崎陽軒のシウマイ」は、ウマイ。間違いなくウマイ。

新幹線に乗るとき、旅のお供はいつだって「崎陽軒のシウマイ」だ。6個入りのポケットシウマイを酒のつまみに買うもよし、昼飯にシウマイ弁当を楽しむもよし、お買い得な 20個入りを買うもよし。しかし、漢(おとこ)なら 30個入りを購入すべきだ。多いが。


「崎陽軒のシウマイ」は、普通のシウマイとちょっと違う。具がぎっしりしていて、ホタテの味がする。シウマイの味ではなくて、「崎陽軒のシウマイ」の味なのだ。

そうそう、「崎陽軒のシウマイ」は一日たってから食べるのも良い。冷たいまま食べてもいいが、フライパンで焼いたりすると、なお良い。焼くと、不思議に海老シウマイみたいな味がする。

昔、「崎陽軒のシウマイ」は横浜に行った大人が買ってきてくれるお土産だった。今は、自分で買う誰かのためのお土産になった。


出張先の大阪城公園前。

仕事先のホテルニューオータニ、で昼飯を食べると高いので、川淵でお土産にもってきた「崎陽軒のシウマイ」を食す。今朝は、危うくホテルの冷蔵庫に シウマイを置き忘れてくるところだった。チェックアウトしてから思い出して、「お土産忘れちゃったんですけど、、」と、鍵を出してもらって部屋までとりに 帰った。お陰で現地のスタッフと一緒に、アウトドアシウマイだ。大阪人にも「崎陽軒のシウマイ」は好評である。
「崎陽軒のシウマイ」は、ウマイ。


注1: シウマイ弁当は、地味ながら実は非常に美味。特に、さめても美味しいようにつくられている(当たり前なのだが、最近の弁当はそういうところが意外としっか りしていない)点に好感が持てる。5粒のシウマイが同梱されるが、シウマイ好きは念のために、ポケットシウマイも買っておくと幸せ度が高いと思われる。
注2: シウマイをホテルの冷蔵庫に隠匿した場合、かなり匂いがこもることが予測される。くれぐれも、ジップロックなどで密閉してから入れるようにしていただきたい。