メニューにないカレー

Photo: 羊のカレー 2004. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

Photo: "羊のカレー" 2004. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

無理を言って馴染みのビストロを貸し切ってパーティーをした。皆が引け、片付けがてら、カウンターで飲んでいると、シェフが

「良かったらカレー、持って帰ってくださいよ」

と言う。羊の挽肉で作ったカレーはえらくうまかったが、寸胴にまだたっぷり残っていた。あり合わせの瓶につめてもらって、持って帰る。もらったときは、正直腹一杯すぎでありがたみも薄かったが、翌朝温めて食べてみた。

これ、香りが良くて、すごい美味いな。挽いた羊でドライなカレーとか、ゴロゴロした羊肉のカレーとかはよく見るけど、羊挽で濃厚なカレーってあんまり無いんじゃないか。脚色なしで 2分で食べた。(別に普段早食いではない)


カウンターの向こうでカレーの瓶を煮沸しているシェフに

「これ明日になったら、もっと美味いですよね」

と言ったら、

「もう 3日目だから、全然だいじょぶですよ」

と返ってきた。普段のメニューにカレーなんて、もちろん無いお店。美味しくて嬉しい特別の味。

富士山を撮らないか?

20050104-mark162.jpgと言われて、ついて行ってみたらなんで陸上競技場やねん。確かに富士山は近いけど、曇ってるし、第一夜中で何も見えないし。
世の中には変わった人たちがいて、24時間マラソンリレーなるものをやっているらしい。人数制限とかは特になくて、とにかく襷をもって24時間走り続けるというもの。
なんでこんなイベントを夜中の3時に見ないといけないんだ?と思っていると、靴ひもにセンサーをつけられて、襷がわたってきた。なるほど、これでゴール近くのセンサーを通ると、周回数がカウントアップされるわけか。なかなかハイテクなのね。
こんなにちゃんとしたトラックを走るのって初めてだった、、。
(来年もよろしく、という声は聞こえなかったことにしておく)

炒飯

20041226-mark255.jpgあらゆる食事で、執拗に、炒飯を食い続けて分かったのが、中国といえども美味い炒飯とそうでもない炒飯が存在する、という確固とした事実。
(食べ慣れているせいもあるが)なかには、日本のラーメン屋の方が勝ってるようなとこもあった。
これは、わりとダメな方の炒飯。インディカ種を使っていて、パラパラしているどころか、ボロボロしている。油もちゃんと入って無くて、いまいち。ここは、まあ、なんかファミレスみたいな(感じの)店だったが、味もそんな感じだった。これはかなり残った。
全体で言うと、出てくる炒飯はどちらかと言うと、ジャポニカ種のものが多めで、割としっとりしたものの方が美味しかった。これは、我々日本人の舌どうこうというよりも、美味い店はそういう風に仕上げているように思われた。
あと、具の豪華さは、味にはあんまり関係ないみたい。卵と葱の「素炒飯」がいちばんうまい。