PUFFY のどっちが好きか

PUFFY の新曲、「ブギウギ No.5」の プロモーションビデオは、すごく良くできている。GAP の CM のパクリ、という気がしないでもないけれど、あの真っ白基調の画面は、僕が好きな感じだ。それよりもなによりも、限りなく一発屋に近いテイストを持ちなが ら、いまだに新鮮さを保ち続ける彼女たちの実力ってやつを、いい加減認めないといけないんじゃないか。やけに良くできた VTR を見ながら、僕はそう思った。

ところで、PUFFY のどっちが好きですか?つまり、右か左か、ということである。むむむ。実は、これはかなりはっきりと分かれる。たいていの人は、右側(大貫亜美)が良い、 と答える。これは男でも女でも同じ事であって、もっと言えば、PUFFY の支持層というのは女性の方が割合が多いらしいから、単に異性受けが良いとかそういうものではないのだろう。ちなみに、羊ページの作者が身分を偽って書い ていると、巷で噂の[五月の雪]の作者も、亜美ちゃんのファンだ。

問題は、左側(吉村由美)である。「亜美ちゃんじゃない方」あるいは、「元不良」と形容される彼女の方が良い、と言う人の割合は少ない。というか、会ったことがない。

ところが僕は、「でも、お前は左側だよね」と友達に言われるし、事実、左側が良いと思う。何で分かるのだろうか、、。

注:本稿の執筆にあたっては、[PAGE PUFFY]を参考にさせていただきました。左側の名前を調べるのに使ったんですけどね。(知らなかった)

君の月はどっちに出ている?

そろそろ十五夜かと思ったら、そんなものはとっくに終ってしまったという。僕は昨日、タクシーの運転手と、そろそろ十五夜ですね、なんて話したばかりだというのに。

電車の中の蒸し暑い空気を、ガラガラ言う冷房がさかんに冷やしていた。僕の目の前では、少し太めの女性が、一緒に帰る後輩のバイト君を口説いてい る。あたりさわりの無さそうな会話のはしばしに、なんとも言えない誘いのフレーズ。もっとも、バイト君には、あんまりその気はなさそうだ。

外を見ようと、頭を巡らせると、隣に座ったおっさんと目があった。せせこましい駅の風景が、汚れた窓越しに見えた。ドアが閉まり、どこかに向かって電車が動き出した。車内から月は見えない。

君の月はどっちに出ている?

理解できないセンテンス

ある評論家が言っていた。「本の中には、必ず理解できないセンテンスがある。理解できないものを恐れてはならない。それが、自分を成長させてくれるのだ」

文章を書くということは、本来書けないこと、分かっていないことに近づくために書くのだ。そうやって、試行錯誤を繰り返して書くと、最初に書いた文 章が、最後には一段落も残らないことだってある。途中で行き場がなくなって、何ヶ月もそのままになることだってある。しかし、文章が出来上がったとき、何 か新しいことを手にする。

文章の出来・不出来は、自分では直ぐに分からない。例えば、何年も前の自分の文章を読んでみて、ああ、この時は苦しかったけれど、今見るといい出来だな、と思う事が、たまにはある。

でも、ここ数回のはいまいち、、だねぇ。