Internet 規制

Internet で青酸化合物を購入して、自殺した人間が出た。(ところで、よく言う青酸カリって商標なんだね、知らなかった)

事件を簡単に説明すると、北海道の男性が、Internet のホームページを通じて青酸化合物を国内の数人に売り、そのうちの1人がその毒物で自殺したのだ。また、青酸化合物を購入した、他の客のなかで消息不明になっている人もいるらしい。

よりによって、こんなモノで死のうとする勇気に感服するが(服毒自殺は決して楽な死に方ではない)、こういう事件があると、またお節介なやつが Internet の規制についてゴチャゴチャ言い出しそうで困る。(Internet というのは、あくまで通信手段なのであって、別にTCP/IPが青酸化合物をパケットに詰めて転送できる訳ではない。)死にたい人間は、どんな手段を使っ てでも死のうとするだろうから、別にInternetは自殺の本質とはなんの関係もあるまい。

ビデオが普及すれば、あやしいソフトを売る商売が生まれ、携帯電話が普及すれば、それで麻薬を売る人間が出てくる。メディアは、新しい人のつながり と、モノの流れと、情報の流れをつくる。それは、誰にも止められないわけで、それを止めようとするのは不毛な努力だ。川の流れをせき止めてみても、水はや がて溢れ出す。そして、結局は流れを止めることはできないのだ。

それにしても、青酸を売っていた男は、なぜそんなことをしていたのだろう。単なる金儲けなのか、興味本位なのか、それとも、死にたがっている人に真 剣に死ぬ手段を提供したかったのか(そこまで考えているとは思えないが)。なんにしろ、たった1行のURLが、人を殺せる時代が来たことは、記憶にとどめ ておいてもいいかもしれない。

BEKKOAME/INTERNET が腐り始めた

予想通り、年末を迎えて、BEKKOAME/INTERNET が腐り始めた。
さっきメールをチェックしたら、0通だった。いくらなんでも、0ってことはないだろうよ。またメール遅配かも。

今日は、DNS Server が不安定で、自分のホームページもろくに見られないという状態、、、。さすがに頭にくる。FTPも使えないので(自分が使っている FTPサーバーの IPアドレスなんて知らないし)、この文章がアップできるのはいつになるのだろうか。

いまから BEKKOAME/INTERNET に入るのは、きっと真剣にやめた方がいいかもしれない。

妙な感触のGUI

どうも最近、Linux が流行らしい

僕もしばらく使っていたことがあるが、「どうも好きになれない」ので削除してしまった。いくらフリーだ、最新のカーネルだ、RedHat だ、といっても、やっぱり呪文みたいな設定が多くて、めんどくさい。英語ばっかでかったるい。まあ、それが好きな人にはたまらないんだろうが。

で、Linux の中でも、なにがイヤかというと、あの妙な感触のGUIが耐えられない。あれは、まごうことなき、UnixのGUIだ。(まあ、ほとんどの Window Manager が X-Window を使用しているのだから当然だけど)

Mac から Windows に移るときも、洗練されていない GUI を呪わしく思ったものだけれど、Unix のそれは許容範囲を超えている。サーバーOSなら我慢するが、あんなものをデスクトップで使えなどと言われたらたまらない。

しかも、Linux 好きの人は、あの GUI を「酷いともなんとも思わずに使っている」から恐ろしい。


そうは言っても、Microsoft 嫌い(かつては僕もそうだったが)の人びとが集まることのできる旗は、いまやLinuxで決まりのように思える。雑誌は、Linux を世界を救う OS のように書き立て、NT の悪口を書くことに忙しい。(あんなに、Windows を賛美して、Mac をこき下ろしていた奴らが!)

せっかく Mac から多数派の Windows に移ったのに、ここもまた、安住の地ではないようだ。石は、結局はどこにいても飛んでくる。

しかし、逆に言えば、そうした永遠の鼬(いたち)ごっこが、この業界の成長を支えているのだろう。そう、どこかに安住したければ、結局は、この業界から身を引くしかないのだ。