誰かに向けて書く文章

Photo: 湧水 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

Photo: "湧水" 2005. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

松浦弥太郎の「最低で最高の本屋」は 気持ちの良い本で、その中に、”自分は文章を必ず誰かに向けて書いている”とあった。「誰か」は誰にも言わないし、それは毎回違う人に向けてなのかもしれ ないけれど、ある種の「ラブレター」のように、誰かに向けて文章を書いていると。それが、良い文章を書くコツなんだって。


僕も、そう、いつも誰かに向かって文章を書いているのであって、それが明確な時には良い文章に、よく分からない時は良くない文章になっている気がする。文章の上手い下手、ではなくて、思いの真っ直ぐさが決めること。

あなたは、今、誰に向けて書いていますか。

Zeiss ゲタ

Photo: 島々 2006. Izu, Japan, Contax RX, Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 35-135mm/F3.3-4.5(MM), Kodak EBX.

Photo: "島々" 2006. Izu, Japan, Contax RX, Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 35-135mm/F3.3-4.5(MM), Kodak EBX.

「Zeiss ゲタ」って有るんじゃないかな。そんな話を、写真好きの人としていて、なかなか面白かった。

どういう事かと言うと、Zeiss のレンズで撮ると、一段いい感じというか、かなり素敵度(不思議度)がアップするのだ。いや、もちろん半分冗談だけれど、Zeiss のレンズにはそんな個性がある。それが自分に合えば、とても良いパートナーになれる。


で、その Zeiss ゲタが入った一枚。伊豆の温泉町のなんてことはない海岸の、肌寒い朝。サーファーが見つめる先に光が差して、昔サイパンで見た、夕暮れのスコールに霞む島々を思い出す景色。振り返ると、伊豆の温泉町なんだけどね。

リフト好き

Photo: 遠くに富士山 2006. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

Photo: "遠くに富士山" 2006. Contax i4R, Carl Zeiss Tessar T* F2.8/6.5.

久しぶりにスキーに行ってよく分かったのだけれど、僕はどうやらリフトに乗っているのが好きらしい。ゴンドラとかの方が楽なんだけど、リフトに乗って、ユラユラ雪景色を眺めたり、雪の匂いがする冷たい空気を吸ったり、ウサギの足跡を追ったりするのが楽しい。


もちろん、滑るのは好きなんだけど、「スキーはいいなぁ」とか思っているのは、案外、リフトの上でのことだったりするみたい。