社史を読んで読書感想文

このあいだ、とある企業(言わないよ)の内定式というものにいってきた。会社の名前から推測されるように、まったくもって外資系の会社だ。

凄いことに、「内定おめでとう」のお話が終わるや否や、当然のようにTOEICが実施されたのだった。あと、友達の会社の「課題 社史を読んで読書感想文」というのも凄いね。

注1:TOEIC (Test of English for International Communication) 国際コミュニケーション英語能力テスト。所要時間2時間、ぶっ続け。
注2:社史 会社の歴史について書いた本。歴史が長くなれば、当然、分厚くなり、どんどんありがたみが増す。これを読んで感想文を書くのはかなり困難。

ぱっぱらぷーにもできる!! Internet 大キャンペーン

世の中では、いろいろな場所で「ぱっぱらぷーにもできる!! Internet 大キャンペーン」みたいなものが繰り広げられている。そういうのを見ていると、この国は怖いなと思う。

ナイスなホームページ

「ナイスなホームページだねぇ、僕も Mac を持ってるんだけど、どうやったらうまくいくか教えてくんないかなぁ。サンキュー」

だいたいそういう意味のメール(英語)が来たのはかれこれ半年前だろうか。僕はこの質問に、懇切丁寧に答える気にはとてもなれなかった。たぶん「同じ文面のメールをいろんなページに送っているのだろう」という気がしたからだ。

でも、この際だから皆さんに私がどうやってこのページを作っているのか知ってもらおう。世の中、「ホームページを作るのはとても簡単です」なんて、てきとうなことを吹きまくる人ばかりだから、私が本当のことを教えてあげます。「ホームページの作成はめちゃくちゃ難しいので、たいていの人には無理でしょう」。

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さて、ホームページとはどのようにして作られているのだろう。ホームページの作成はもの凄く地味な作業の連続である。皆さんが目にする、綺麗なグラ フィックや、音や、Movie なんて、実はホームページの「おまけ」でしかない。作業の大半は、ホームページの「記述」に費やされる。右の写真は、ホームページを「記述している」様子 だ。もの凄くパッとしない。ホームページは HTML という名前のファイルによって作られている。HTMLがどんなものかご覧になりたければ、ご自分のブラウザから、View – Document source を選ぶと、「わけの分からない英語の並んだ画面」を見ることが出来る。これが、HTML ファイルだ。簡単な英単語の組み合わせによって絵を入れたり、文字の大きさを変えたりしている。一つの英単語が示せる意味 は、<center>(文書を真ん中に表示する)とか、<font size=+1>(文字の大きさを1つ大きくする)とか、驚くほど貧相である。この組み合わせが、ホームページの全てである。こんなものをいちいち 組み合わせて華麗なるページをつくるなんてことは、「人生の時間をドブに捨てるようなもの」だ。

ここまで言われても、なお作ってみようという、そういう人だけがホームページを作れる。これが 真実だ。更に言えば、いったん作ったページを維持・更新し続けることは、より困難なのである。最後に、最近はホームページが簡単に作れます、と宣伝してい るソフトが色々でている。ここまで読んでくれた人のために、よく言っておくが、「自社のホームページを、そういうソフトで作ってる会社なんてほとんどな い」のである。