マギー 2分クッキング

Photo: “Arranged Maggi 2-minute noodles.”
Photo: “Arranged Maggi 2-minute noodles.” 2020. Tokyo, Japan, Apple iPhone XS max.

「インドの麺」をもらったので、試みに調理してみる。冷蔵庫にあった瀕死のピーマンを刻み、最近常備されている紫タマネギは粗くみじんに。昨日買ってきた、八百屋謹製のサラダも、キャベツの千切りを中心に残っているので、この際始末してしまう。作り方の説明には、日本と違って「具を足すと美味しく召し上がれます」的な事は一切書いていないが、問題はないだろう。

これら野菜を、たっぷりのオリーブ油に放り込む。「今日ヤバイ奴に会った」で観るインド屋台では、だいたいがあり得ない量の油に放り込んでおり、それに従う。ざっくり炒まったら、塩をきつめに、胡椒を少々碾きいれる。コーンとかレタスとか、サラダらしい野菜がだいぶ混ざっているが、問題はないだろう。


麺は、よく見たらネスレだった。(商品のタイトルはマギー2分麺。マギーはネスレが1947年に買収したブランド)流石世界最大の食品コングロマリットだ。まあ、これなら大丈夫に違いない。麺を投入し、袋のインストラクションに従って4分割しようとしたが、そんなことは出来ない。麺は複数レイヤーにまず割れて、そこからキットカットのように8等分になった。まあ、問題はないだろう。

そこにお湯を投入。規定の200ccだと明らかに足りないので、倍ぐらい入れる。パッケージにバンドルされた小袋から、結構な量のマサラを入れるが、野菜が多いのでどうも心許ない。カレーを作るときに使っている、ガラムマサラとクミンシードを適当に足す。これでは元の製品の味が分からない気がするが、問題はないだろう。

暫く炒めて、水分が干上がったらできあがり。水が無くなったらできあがりだと、インド人が言っていたから、たぶんこれで出来上がりなのだ。問題ない。


食べてみると、油分極めて多めなので、ビーガン食とは思えない濃厚さと腹持ち、っていうかしつこい。どこまでが付属のマサラで、どっからがうちのマサラなのかはよく分からないが、あー、こういう感じこういう感じ、という香りが鼻に纏わり付く。凄く美味、ではないが、限りなくインドの「普通」のおかんの味みたいなモノができた。

重要なご報告は無い、10分では分からない、〜してみない。

Photo: "GLASS PYRAMID 'HIDAMARI' 2."
Photo: “GLASS PYRAMID ‘HIDAMARI’ 2.” 2018. Hokkaido, Japan, Fujifilm X-Pro2, Fujinon XF23mm F1.4 R

結局、講演タイトルとか、動画タイトルとか、そういうものを考える会議をしていると、どこまで煽るか、どう目にとめてもらうか、という話になる。どうしても、世間で使われているYouTubeのタイトルみたいなものに、みんな少なからず影響を受けていて、そんな表現が出てくる。

それをどこまで許容するかのレギュレーションを、定量的に定めることは不可能なので、最後は良心に頼るしか無い。なるべく煽りたくないな、と個人的には思っている。

結局、ちゃんと調べたり、ちゃんと考えたりするほどに、断言出来ることは少ないし、限られた時間で全体像を説明することは難しい。だから、あまりにわかりやすい言説や30分でわかるみたいなものは、基本的にまやかしだ。でも、そういうものが持て囃される方向性は益々加速するだろう。


このサイトは、もちろんここまで書いてきた歴史の中では、Amazonのアフェリエイトリンクを試してみたり(ごく出始めの頃だ)、タイトルを気にしてみたり(だいたい、最初は全ての「某月某日」がタイトルだったが)、記事の更新をかける時間を考えてみたり(日記才人のログが流れにくい時間帯とか)、そんな一通りの事をしてきて、今に落ち着いている。

「今」というのはつまり、別に何も気にしない、ということ。キャッチーなタイトルにはしないし、広告は一切入れないし、なんならあまり目立たないようにしていきたい。

そういうものと、遠くにありたい、と思うのだ。

新幹線の崎陽軒

Photo: "Shiumai bento box."
Photo: “Not-Shiumai bento box.” 2006. Osaka, Japan, Zeiss Ikon, Carl Zeiss Biogon T* 2.8/28(ZM), Kodak 400TX.

古い写真を発掘すると言って、1枚目がシウマイ弁当かよと言う話だが、新幹線の崎陽軒というのはなんとも堪えられないものがある。

それに、滅多に飲まないのだけれど、サイダーは好きだ。

14年前の写真だけれど、シウマイ弁当の完成され切った組み合わせは、今も何も変わらない。

来年の目標は、台北に進出したと言う、崎陽軒シウマイ弁当を食べること、だな。


、、なんて書いていて、なんか違和感を感じたのだが、これシウマイ弁当じゃないな。仕切りが違うし、シウマイ弁当にバランなんて入ってない。

単なる謎の弁当と、サイダーの写真だった。