当たり前の事なんだが、

mark286.jpg当たり前の事なんだが、足跡の付いてない砂浜って、どうやって撮るのかと思ったら、バケツで水を沢山まいて足跡を消すのか。てっきり一発撮りなんだと思っていた。
考えてみれば、当たり前の事なんだけどさ。

カボチャ彫り職人

テレビを見ていたら、ハロウィンのカボチャだけを彫るアーティストが居るという。たいしたお金になるとは思えないのだが、彼はそれだけで生計を立てている。(あと、たまに知り合いのチャイニーズレストランの依頼で、スイカに飾り彫りをすることがある、でも、それだけ)


凄い、それで生活できてしまうのか。この人、大統領の似顔絵カボチャが本人の目にとまって、ホワイトハウスにまで招待されたなかなかの有名人らしいのだが、それにしたって、仕事があるのはハロウィンの季節だけ、あまりお金持ちには見えない。

でも、楽しそうにカボチャを彫っている姿は充実していて、凄いなぁと思う。


芸術にジャンルはないし(カボチャだし)、スケールも関係ないし(特大のカボチャに彫ることはあるようだが)、金も関係ない(言うてもカボチャだからね)。好きかどうか、一生懸命かどうか、それぐらいしか、関係ない。

でも、そんなのやっぱり難しいと考えるのだけれど、この人の力の抜けた感じに、僕はいたく感銘を受けてしまったのだ。

オーガニックテキーラ

mark329.jpgちょっとした陸の孤島みたいな所に暫く通っていた。昼ご飯を食べようと思っても、駅前に、マックとモスと、居酒屋チェーンと、ラーメン屋しかないような、そういうところ。ところが、何故か「オーガニックイタリアンレストラン」を見つけた。喫茶店を居抜きでレストランにしたと思われる雑然とした店内と、やたらに品数の多いメニューをみて「やばいかも」と思う。メニューに挟み込まれた、オーガニック食材に関する説教臭いタウン誌の切り抜きを目にすると、ちょっとうんざりする。夫婦でやっている店なのだが、厨房を仕切っているのはもの凄く不機嫌な平野レミみたいな奥さん。アニマル浜口みたいなオヤジさんは、奥さんに叱咤されながらホール係だ。
カルボナーラを思わず頼んでしまって、どんなモノが出てくるのか?と思っていたら、存外まっとうなものが出てきた。場所を考えるとちょっと高い値段を取っているのだが、良い材料を使っているみたいで、とても力のある味がする。卵がちゃんとしているカルボナーラって、こういう口当たりなのか。
そんな話を店主としながら、いつものバーで飲んでいた。ちょっと甘い酒が飲みたくなったので、テキーラを頼むと。
「あ、だったらオーガニックテキーラがありますよ」
なんだそれ。メキシコ製品でオーガニックとかありえるのか(そういう言い方って失礼?)
出てきた酒は、テキーラとはまったく別の味がした。