眠い光。。

Photo: Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102)

Photo: Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102)

店の中には、眠い光りがさしていて、静かな声が聞こえてくる。ずっと昔にはじめて来た。そういえばここは、彼女を連れてくるといい、と教わった店だった。


カウンターと、テーブルが数席。小さな黒板にお勧めのグラスワインが幾つか書いてある。シンプルでリーズナブルで、静かな店。この間、久しぶりに よってみると休みだったが、店はまだ続いているようで、少し安心した。特にこの街では、いろんなものが、あっという間に変わってしまう。

あれからずいぶん時間がたって、僕はまだ約束を果てしていなかったことを、思い出す。また立ち寄る日まで、変わらないでいて欲しい。

羽田で昼ご飯

20050206-mark262.jpg羽田で昼メシ、どうしたものか。
横を見ると、噂の空弁、焼き鯖寿司(だっけ?)が売られている。それにするか?でもなんか、もうちょっとゆっくり食いたい。
レストランに行くと、なんとも言えない「ハンバーグのにおい」みたいなのが漂っていて、食欲をなくす。料理を仕事にしている人が、「味見でいっぱいいっぱい、とにかく何も食べたくない」という気分が分かる気がする。
で、結局ROYAL Deliとかいう軽食の店に入ってみる。今日のお勧め、アボガドとBLTのサンドイッチというのが良さそうだったからだ。
ターゲットがファミリーではないせいか、窓際席もガラガラで、電動のサンシェードをこまめにコントロールしてくれたり、とても快適。
サンドイッチもうまかった。
(第一ターミナルです)

魔女の鍋的食い物

Photo: 2004. Beijing, Mainland China, Sony Cyber-shot U20, 5mm(33mm)/F2.8

Photo: 2004. Beijing, Mainland China, Sony Cyber-shot U20, 5mm(33mm)/F2.8

羊ページ管理者たる者、羊を食べなくてはいかん。


先ほどの油炒飯の店。周りのテーブルを眺めると、皆、仕切りのある鍋でグツグツ何かを煮ている。火鍋ってヤツか。言葉が全く分からないので、あれくれ、あれくれと指さして頼む。2回行って(気に入ったのだ)何となく分かったのだが、この火鍋屋はセミオーダーメイドみたいな仕組みになっている。

まず、基本になる鍋を頼む。そうすると、辛いスープと、そうでも無いスープの二色が入った鍋が来る。中には出汁の素なんだか木っ端くずなんだか分か らない変なものがいろいろ浮いているが、具は入っていないので、適宜具になる肉を選ばなくてはいけない。肉は、1つ頼むと、普通に山盛り 3人前ぐらい出てくるので、知らないで人数分頼むとものすごい量の肉が運ばれてくる。(運ばれてきた)


肉は、牛と羊のいろいろな部位をかなり細かく(30種類以上)選べる。羊脳だって頼める。その次には、野菜(29種類)を頼む。キノコ(13種類ぐ らいある)も別に頼む。ただし、時々「メイヨー」な素材もあるから、全部頼めるわけではない。肉だけ頼んだら、野菜を頼めと、しきりに店員が言う。しゃぶ しゃぶみたいに、もう肉しか食わないとか、そういうのはダメみたいだ、バランスが大事。これらをまとめてぶち込んで、グツグツ煮込むと、「ヘルシーな火鍋 が今 OL に人気です」とかそういう甘っちょろいジャパナイズされた食い物ではなくて、呪われてるとしか思えない、魔女の鍋的食い物ができあがる。おお、レゲエスタ イル。


最後に、つけだれを注文する。つけだれは、大根おろしでさっぱりと、、ってこれは、おろしニンニクじゃないか!大根おろしの代わりに、なんかの油の 中にたっぷりおろしニンニクが投入された、強烈なつけだれ。これに、グツグツ煮込んだ羊肉をごっそり突っ込んで、焼けるような白乾(中国焼酎)蒙古王で飲 み下すと、なんか変な脳波が出る。値段は恐ろしく安くて、「机一杯」頼んでも 2,000円しない。酒をボトル一本頼んで、3,000円。

この火鍋は下品に煮込んで、まぜて、飲み下すと、旨い。中国いいなぁ、と白乾に酔いながら思う。