メタルの子育て

最近、MTV でオジー・オズボーン一家の日常を垂れ流す、という番組をやっている。これが面白くてしょうがない。オジーは、ヘビーメタルの重鎮だ。コンサートのリハーサルで、舞台セットにシャボン玉が浮いているのを見て、

「俺は邪悪なるオジー・オズボーンだぞ、シャボン玉だけはやめてくれ、それはノーだ!」

と叫んでいた。メタルは、邪悪でなくてはいけない。暗黒のミサ(ちょっと違うが)の場に、シャボン玉なんて浮いていてはいけないのだ。


オジーは、無論、ミュージシャンとして大きな成功をおさめていて、それはそれはでかくて豪華な家に住んでいる。そして、ティーンネイジャーの息子と娘がいる。親に隠れて刺青を入れた娘を、オジーが叱る。

「俺が若いときは、刺青にばい菌が入ってタイヘンな目に遭ったんだぞっ!」

刺青だらけの両腕を振り回しながら、オジーが娘を叱っている。メタルの子育ては、タイヘンなのだ。

注:「THE OSBOURNES(オズボーン一家)」は CS/CATV の MTV で放送中。

羊ラジオ

そして名古屋に来た。羊ラジオの放送のためだ。(それだけじゃないけど)

晩飯に入った焼肉屋は、やはり味噌ダレであり、焼きそばは味噌味であり、ひつまぶしビビンバには鰻が入っていた。ひつまぶしビビンバ、、。

転勤で名古屋に来ている友人が、ぶつぶつ言っている。
「やっぱり焼きそばはソースだよ、、」


ということで、放送してみた第一回羊ラジオ。予想外に多くの方に聴いていただきました。ありがとうございました。

注:ひつまぶしビビンバ:ビビンバの具が鰻という、ひじょうにコッテリとした品。焼肉と一緒に食べるのは果たして、、。

加ト吉

2000. Shimanto, Japan, Nikon F100, AF Nikkor 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji-Film

2000. Shimanto, Japan, Nikon F100, AF Nikkor 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji-Film

源流を辿る旅は終わった。腹が減った。

国道沿いに巨大な水車が目に入る。藁葺き屋根の、観光客相手の食堂。そこで、昼メシにすることにした。


冷やしウドンを待っている間、清々と風に揺れる稲穂を眺めていた。頬をくすぐって吹きぬけた風が、田んぼを渡っていく。

隣では、外国人の家族連れが、行儀良く食事をしている。

古い農家を移築した店は、なかなか趣があって、年季の入った板の間にごろりとすれば、たちまち眠くなってしまう。


ウドンはわりと美味かったけれど、店の片隅には冷凍ウドンのダンボールが積んであった。

吹き抜けるゆっくりした風とダンボール、その 2つをよく覚えている。