アイリッシュパブの酒樽

Photo: 2002. Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.

Photo: 2002. Tokyo, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.

午前 3時、仕事は終わった。帰るのはあきらめた。

この時間から、美味しい酒を出す店は少ない。ということで、馴染みのアイリッシュパブへ。店に着くと、週末と言うこともあって、なかなか盛況。いつ ものメンバーで樽テーブルに陣取り、まずはギネスを 1パイント。この店のギネスはウマイ。心地よい甘さと、冷たいのどごし。飲み終わっても、グラスには綺麗な泡が残っているのが良い。


ここ暫くアイルランドをふらふらしてきたらしい店主、そういえば最近顔を見なかった。それでも、留守の間に僕らが来ていたことはちゃんと把握してい る。なんでも、「注文したもので、いらっしゃった事が分かりました」だそうだ。多分、伝票の記録か何かだろう、それが注文主を雄弁に語るらしい。

しかし、それって注文がワンパターンってこと?偏食ってこと?それとも、スタイル?まあ、いいか。

じゃあ、2杯目はいつものようにストロングボウで。(←ワンパターン)


注1:ストロングボウ – 林檎の発泡酒。キリッとした飲み口だが、気が付くと足に来ている危ない飲み物。
注2:お酒は 20歳を過ぎてから。

JAS が好き

Photo: 2002. the altitude of 10000 meters, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.

Photo: 2002. the altitude of 10000 meters, Japan, Canon Power Shot G1 2.0-2.5/7-21(34-102), JPEG.

羊ページ管理者は、JAS が好き。プライベートの旅行から、出張まで、基本的に JAS を選ぶ。


JAS、国内線第3位。なんとなく、乗ってあげないとなぁ、と思ってしまうポジショニング。

羽田の搭乗カウンターははじっこで、飛行機が着くゲートは限りなく遠く、バスに詰め込まれることさえある。機内サービスのお茶は何故かジャワティーで、フライトアテンダントはなんとなく疲れているように見える。まかりまちがってエアバス 300 に乗せられようものなら、排気ガス臭かったりもする。しかし、JAS はいい。

お菓子取り放題だし、液晶のパーソナルテレビが付いているし、プラス1,000円でレインボーシートにアップグレードできる。そして、なにより、基本的に空いている。やっぱり JAS だね。


しかし、今回は ANA に乗ってみた。というか、気が付いたら ANA でチケットが手配されていた。もちろん、エコノミー。久しぶりに ANA だ。

空港でチェックインしようとすると、何故か「二階席」という選択肢がある。これは、JAS では、ちょっと見たことのない感じ。僕は、自動チェックイン機の前で、しばし考えた。もしかして、セクレタリが間違ってビジネスクラスを予約したのだろうか、あるいは、航空会社の粋な計らいだろうか。僕は、二階席のボタンを押した。

いよいよ搭乗。期待に胸を膨らませて、二階席に登ると、、。見慣れたエコノミー席が、二階の狭い空間にごっちゃりと詰め込まれている。そして、僕の 隣の席には、一緒に出張する営業が座っていた。彼も又、ビジネスクラスへの期待に胸を膨らませて、二階席を選んだに違いない。そして、斜め向こうには、同 じく営業部長が座っている。彼も又、全く同じ期待を抱いて二階席にチェックインしたのだろう。ああ、勘違いビジネスマンに幸あれ。確かに、国際線のアッ パーデッキというのは、おしなべてビジネスクラス&ファーストクラスの場所なのだ。しかし、ANA 国内線にそのルールは通用しないらしい。

恐るべし、ANA。


注1:騙されたビジネスクラスから外を見る。
注2:エコノミー‐クラス【economy class】航空運賃などの低廉な等級。[株式会社岩波書店 広辞苑第五版]

Opera 6.01

Web ブラウザを Opera 6.01 日本語版に変えた。

Web ブラウザ?いまさら?という気は確かにするのだが、この Opera は久々に面白いブラウザ。面白いので、ここ数日間ずーっと使っていて、気が付いたら、Web で正規ユーザーライセンスを買っていた。別に金を払わなくても使えるのだが、フリー版はウインドウの右上に広告が出てしまう。気にしなければそれで済むの だが、なんかこう、スッキリしない、気になる。キャンペーン中につき、今ならライセンス料が 1,000円引き?なるほど、、。あー、簡単に買えるなぁ、、。おー広告が無いだけで、格段にスッキリしたぞ。いや、快適だなぁ。(別に読者の方に買わせ たいわけじゃないです)


さて、Opera はなんと、Internet Explorer、Netscape Communicator に次いで、世界シェア No.3 のブラウザ。とは言っても、上位の 2つで寡占状態なので、そのシェアは 0.67% だ。つまり、ほとんど無いって事。日本語がまともに使えず、最近まで国内ではマイナーな存在だったが、日本語版の登場で状況も変わると思う。なにより、出 来が非常に良い。

僕にとって、フリーソフトの精神とか、Microsoft の独占は業界の健全な、、とか、そういう話はどうでもいい。問題は、レンダリングエンジンが、どれだけ綺麗で安定しているかだ。今のところ、IEのレンダ リングエンジンは、数あるブラウザの中で、最も安定しているし、最も美しい表示をする。そのインターフェイスも含め、万人向けのWebブラウザとしての完 成度とバランスは、とても良い。

それでも、万人がいるところ、万人じゃない人がいる。そういうひねくれ者のために、何か良いブラウザは無いか。なんか、IE も飽きてきたし、、。


ポイントは、Opera のレンダリングというのは、IE に次ぐ綺麗さで、実用レベルに達してるということ。Opera を意識していない(大半の)サイトを、問題なく表示できる。

Opera のレンダリングエンジンは、IE に比べれば安定度に欠け、一部サポートされない機能があり、構文解析もちょっと弱いが、とにかく圧倒的に速い。速さがウリだったはずの Gecko を使った Mozilla よりも速い。そればかりか Opera は、ひねくれ者のインターネットヘビーユーザーが喜ぶ、様々な機能を持っている。特に気に入ってしまったのがマウスジェスチャー機能。

普段、Web で最も使う機能は、「進む」「戻る」「リロード」である。今までは、画面上のボタンを押したり、せいぜい、ショートカットキーを組み合わせたりして操作し てきた。マウスジェスチャーとは、これを、マウスだけでやってしまう機能だ。具体的には、右ボタンを押しながら←にマウスを少し動かすと「戻る」、→にマ ウスを動かすと「進む」、↓↑に動かすと「リロード」となる。僕の場合は、トラックポイントを使っているから、ほとんど手を動かさずに、Web ブラウジングが可能になる。

これは、ホイールマウス以来のエポックメイキングなアイディア。マウスジェスチャーに慣れてしまうと、時々他のソフトに向かって、意味のないジェス チャーを送っている自分に気が付く。実際、マウスジェスチャーと高速レンダリングを駆使して、矢のように Web を巡っていると(巡る必要があるのか?というのは別の問題)、もう他のブラウザを使う気がしなくなる。


他にも、超速いブックマーク編集とか、フォントの指定が細かく出来るので無敵とか、ポップアップウインドウを開かせない設定が便利とか、日ごろ「こ う出来たらいいのに、、」という機能が実装されていて気分がよい。デザインは端正なあっさり系だが、スキン対応だからいくらでも悪趣味にできる。やたら設 定が細かかったり、まだ Beta なので時々動きが怪しかったりして、万人に勧められるものではないけれど、とにかく久しぶりに面白いブラウザなのだ。

注1:Opera 6.01 beta 日本語版は、残念ながら いまのところ Windows 版のみ公開中です。
注2:ちなみに、羊ページは Internet Explorer 6.0.2600.0000 jp (Win32), Netscape 6.2.1 jp (Win32),Netscape Communicator 4.78 jp (Win32), Netscape Navigator 3.03 jp (Win32), Mozilla 0.9.7 en (Win32), Opera 6.01beta jp Build 1039 (Win32) の 6種類のブラウザで表示を確認していますので、たいていの環境で閲覧できると思います。
注3:ばん‐にん【万人】多くの人。すべての人。ばんじん。[株式会社岩波書店 広辞苑第五版]