はい。これが縄文杉。
「あ、杉だ」
「杉だね」
感想、以上。
登山開始から、4時間。途中からトロッコ道もなくなり、ただひたすらに山を登った。背負ってきたのは、1日分の非常食(チョコレート、ハイチュウ詰 め合わせ、カロリーメイト等)、弁当(おにぎり2つ、唐揚げ、エビフライ等)、水1リットル(縄文水)、合羽(生協の見切り品)、フィルム10本、3脚、 一眼レフカメラ1台、コンパクトカメラ1台。撮影機材の重さのため、水の量を削ったのはあとあと大きな後悔を招くことに。とにかく、カメラが重い。
森の中は、湿度が高い割に涼しかったが、それでも汗がしたたり落ち、体がほてる。時々、小さな沢に出たが、去年の四万十川では生水に当たっているので、口をつけることはしなかった。野生動物が多いので、寄生虫でも居たら大変なことになる。
手を浸けて、顔を洗うだけで、その冷たさがしみる。飲んだら旨いんだろうなぁ。背負っている縄文水の残りは、かなりこころもとない。へろへろになっ て山を登る道すがら飲む水は美味いので、つい飲んでしまうのだ。丁度、運動会の後で、水道の蛇口からゴクゴクのんだ、あの水の味がする。
そして4時間、縄文杉にたどり着いた。
樹齢は、諸説あって2,600年とか、7,000年とか、とにかくいろいろ。朝から、木ばっかりの風景を見てきたので、この杉にたどり着く頃には、もはや巨木にも慣れきっていた。
そして出てきた感想は、「あ、杉だ(また杉かよ、、)」
以上。