休日のトウキョウ

Photo: 2000. Tokyo, Japan, Nikon F100, 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji-Film

Photo: 2000. Tokyo, Japan, Nikon F100, 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji-Film

休日のトウキョウ。シンジュク。

友達の結婚式の二次会でカメラマンをやって、そのまま、近くの都庁にフラフラと行ってみた。この見慣れた景色、カメラの目から見ると、どんな風に見えるのだろう?

カメラは一瞬の光を捉えるため、だけのものではない。少し時間をかけて、日頃は見えない物を撮ることだってできる。1秒間、フィルムに光をあててみた。

控えめのライトアップを施された外壁は明るく浮かび上がり、赤く伸びた柱の彫刻は眩く光る。

「1秒の視点」

ちなみに、この写真を撮った直後、都庁の警備員に敷地から追い出された。都庁って、撮影禁止なんだそうだ。見た目や、機材から、雑誌の取材かなんかだと思われたらしい。あくまで記念写真なのに、、。

意味なんて無い

ブツブツ考えて、夜道を歩く。でっかい原っぱの向こうに、雲と明るい月。煌々とした月の光の中で、秋風にのった雲が南の方に動いていく。

大人になると、上を見上げることが少なくなるという。そんな話を聞いてから、僕は空を見るようにしている。
「意味なんて無いのかもしれない」

突然、自分の口をついて出た言葉に、驚いた。
うん、きっとそうなんだろうな。

メリーゴーラウンド

メリーゴーラウンドなんて恥ずかしいから乗らないと言っていた君は、白馬の上で僕が見たことのない、いい表情をしていた。この機械には、なにかの魔法があるのかもしれなかった。

それは、やがて消えてしまうものだったけれど。不思議な、秋の一日だった。

注:羊ページには、よくよく言っておきますが、フィクションが含まれています。