宇多田ヒカルの音楽

Photo: 2002. Tokyo, Japan, CONTAX T3 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/35, Kodak Tri-X pan 400, F.S.,

Photo: 2002. Tokyo, Japan, CONTAX T3 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/35, Kodak Tri-X pan 400, F.S.,

宇多田ヒカルの音楽。

彼女の音楽は、かんばっているときに聴くと、とても気分が良い。がんばっていないときに聴くと、ちょっとつらい。

エネルギーがあるのだ、前に行く。そういうエネルギー。


宇多田ヒカルの新しいアルバム、Deep River は、発売日の翌朝に HMV.co.jp から届けられた。送料無料というのは普通だが、HMV はちゃんとポスターがついてくる。とりたてて欲しいわけではないが、ちょっとした手間をかけてくれるお店のほうが、良い。

さて、Deep River はなんというか、安心して聴けるアルバム。頭を抱えて聴くというのではなくて、かけっぱなして楽しむ感じ。日本語の韻を自由に使った歌詞が楽しい。


今回も Ted Jensen がマスタリングをしている。彼はもともと、マドンナや、坂本龍一などのアルバムをマスタリングした人だが、最近「宇多田ヒカルのマスタリングで有名」という記述を Web で見つけてびっくり。そういうものか、、。

音楽を聴く日

Photo: Dec., 2000. Sagacho, Japan, Nikon F100, 35-105mm F3.5-4.5D, Agfa, Dimage Scan Elite(Digital ICE)

Photo: Dec., 2000. Sagacho, Japan, Nikon F100, 35-105mm F3.5-4.5D, Agfa, Dimage Scan Elite(Digital ICE)

今日は、音楽を聴く日だった。

ヨーヨー・マのバッハ 無伴奏チェロ組曲 → 小野リサのベストアルバム → グレン・グールドのバッハ バラード&ラプソディー

こんな順番でかけてみる。

ヨーヨー・マは、なんとなく頭よさそーな音色を奏で、小野リサの歌声は、一足先に初夏が来たような風を吹かせた。グールドは、たっぷり物悲しい旋律を、鼻歌混じりに弾いていた。このところ、小説とか音楽とか、それも少しアナログな感じのものを摂取したい気分なのだ。

そういえば、通勤の途中でヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」を読んでいる。大学生の頃に買ったきり、ほったらかしにしてあった文庫本は、埃まみれで日に焼けていた。もうすぐ、上巻を読み終わる。


湿度のせいで、B&W の音は、少し曇りがち。それでも、エアコンにはまだ季節が早い。

聴きながら途中で何度か眠り込んで、気が付くと、夕暮れから夜になっていた。

そんな、音楽を聴く日。


注1:Bach Unaccompanied cello suites Nos.1, 3 & 5, Yo-yo Ma, 1982.
注2:- the collection -, Lisa Ono, 2000.
注3:Brahms Ballades, Op.10/Rhapsodies, Op.79, Glenn Gould, 1982.
注4:グールドの録音には、実際、彼の鼻歌(?)が入ってる。

日本語のラップ

どんなに慣れようとしても、慣れることができないもの。
日本語のラップ。

お前の言うストリートって、銀座通り商店街とかそういうやつ?