デジカメ vs. 銀塩

Photo: 2004. Miyazaki, 928のボンネット Contax RX, Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 35-135mm/F3.3-4.5(MM), Kodak EB-3.

Photo: 2004. Miyazaki, "928のボンネット" Contax RX, Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 35-135mm/F3.3-4.5(MM), Kodak EB-3.

デジカメと銀塩って、感情論はさておき、どれぐらい写りが違うものなんだろう。精密に実験とかは面倒だし、できないし、知識もないので、適当にそのへんのものを撮って比べてみる。


夕暮れの反射を撮る。雨上がりの夕焼けが、車のボンネットに反射している様子だ。焦点距離もカメラとしての構造も違うので単純に比較はできないが、 水滴の位置関係を見ていただければ、ほとんど同じアングルから、続けて撮影したことが分かってもらえると思う。銀塩は CONTAX RX の MF, AE のプログラムオートで撮っている。(スキャンデータにカラーバランス等の補正はかけている)デジカメは CONATX TVS Digital で AF, AE のプログラムオート、ホワイトバランスもオート。素で撮るとこんな感じ、という写真だ。

デジタルの絵は、とても正確に車の塗色を表現した。それに対して、銀塩の方は、写り込んだ夕暮れの空を美しく表現した。デジカメの方は、ホワイトバランスの補正が入っていて、色味を同時に比較するのはフェアではあるまいが、性格の違いが目に見えるのであえて載せてみた。


Photo: 2004. Miyazaki, 928のボンネット Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

Photo: 2004. Miyazaki, "928のボンネット" Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

銀塩の方をよく見てみる。コントラストはかなり素晴らしく、車を洗って拭き上げたときにできた拭き跡の筋が右の方に見える。色の豊かさはさすがポジ フィルムで、フィルムスキャナで取り込む段階でかなり色が失われるが(ポジそのままの色を見たことが無い人は、是非見て欲しい、綺麗です)、冷めた色のデ ジカメに比べて格段に美しい。独特のグレインノイズ(フィルムの粒状ノイズ)もいい味になっている。余談になるが、人間の目は、このグレインノイズが無い とかえって映像をリアルに思わないらしく、映画のデジタル化の際の映像品質評価も、グレインノイズの再現性がかなり重視されているという。


デジカメの方は、いまいちフォーカスが甘いが、液晶とあのファインダーでピント合わせも無理なので勘弁。(所詮、ちゃんとしたファインダーを使って MF できちんと合わせたものには勝てない)映り込む空はごく淡泊に描写され、これだけ見せられれば納得してしまうだろう。

銀塩とデジカメ、一概にどっちがということはできないけれど、道具として表現できるものが違うということは分かると思う。


注:銀塩もデジカメも、いくらでも撮り方があるし機種もあるので、とりあえず同じメーカーのもので、同じ Vario-Sonnar で、プリセットの設定で撮ってみての比較ということで。でも、ここまで違うかなぁ、、と疑問に思ってみたり。映り込みだから、角度の問題か?でも見た目そ んなに違わないし。もともと、Zeiss + Kodak はかなり「濃い」色になるので、やっぱりこんなものかなと思ったり。なかなか同じものをデジカメと銀塩で撮ったりしないので、比較としては面白いかと思い ます。

バンド・オブ・ブラザーズ

ケーブルで再放送をしている。台風に閉じこめられているので、だらだらと見る。
戦勝国がつくった、戦争映画だから、まあそういうもの。描かれるシャーマンがやたら強い。そんなわけない。
セットと特殊効果、音響がよくできている。
と思っていたら、盛大ブロックノイズとコマ落ちを起こしたあと、画像がとぎれた。台風の影響か??

太郎の椅子

20041003-mark209.jpg部屋の一角に椅子が何脚か置いてあって、坐って作品を観るのに丁度良い。が、これも岡本太郎の作品だ。よく見ると、ちゃんと窓際に作品名をかいたプレートがある。
でも、やっぱり丁度良い椅子なので、お客さんはどんどん座っている。ちょっと難しそうな表情を浮かべながら作品を観ていた女性の1人客も、「ふー」という感じで荷物を椅子の上に置いて一休みだ。
この記念館の良いところは、そんな風に、堅苦しくなく作品とふれあえること。
みんながそうするせいか、座面の布はちょっとすり切れている。いやー、それは作品なんだよなー、とちょっと心楽しくその光景を眺める。