じっと待つ

蛇口を、キュッとしめるように、何も書けなくなった。それは、良い兆候ではない。

書きかけのエッセイ10個、メールの返事、一文字も進まない。おまけに、原稿書きに使っているThink Pad 240の「T」のキーが壊れてしまった。(240の最初の方のロットを使っている方は要注意)キーごと、ポロッととれてしまった。しかし、「T」キーがな いというのは、とんでもなく不便だ。っていうか、「っ」とかが打てないので、文章にならない。


たまに読んでいた日記のサイトが、いきなり削除されていた。割と、精神的にぐちゃぐちゃになりがちな、自分を追いつめがちなサイトではあった。自分 の文章に誠実さを求める人が、最後にやることは、ページの削除なのかもしれない。僕も、何回かこのページを削除したことがある。その度に、復活させはし た。けれど、ページを消したという行為自体は、ページを復活させても、消えるものではない。ネットの日記やエッセイは、一見とても仮想的なものだけれど、 しっかり現実とリンクしている。日記を削除した彼女は、どうしたのだろうか。なんにせよ、あまり良いことが起こったとは思えない。僕はただ、たまにサイト を見ていただけの話だけれど、、。

僕自身のことを言えば、また書けるようになるまで、じっと待つ。別に、たいした文章を書いている訳ではないのだけれど、それでも、場つなぎのように文字を重ねることはしたくない。