美しいことは、多分間違っていない。でも、それを支えるのには、お金が必要なのかもしれない。
美しさと、清潔と。それは、豊かであること。それは、必ずしも、公平ではないし、正しくもない。
幸せですら、ないのかもしれないが。
写真と紀行文
美しいことは、多分間違っていない。でも、それを支えるのには、お金が必要なのかもしれない。
美しさと、清潔と。それは、豊かであること。それは、必ずしも、公平ではないし、正しくもない。
幸せですら、ないのかもしれないが。
注1:代々木、ひつじや。
注2:パンは、早めにいかないとなくなっちゃいます。
今、アオリイカが熱い。多分。
フライフィッシングをやってみたいなー、という話をしていて、釣具屋に行ってみた。なんでフライかっていうと、やっぱりなんかオサレな感じだから。でも、その釣具屋で、最も充実していたのは、フライでもなければ、ルアーでもなく、イカ釣りだった。それも、アオリイカだアオリイカ。
なんだか知らないが、他の店に行っても、やはり「イカ釣り」コーナーは妙に充実していて、一大勢力を成している。フライの綺麗な仕掛けや、洒落た バックは、アウトドアへの憧れと物欲を刺激する。対して、ロケットランチャーの様な仕掛け投入機とか、見た目より釣果が全てのド派手な仕掛けとか、イカ コーナーは別のロマンに満ちている。なんていうか、あれだ、釣りバカ日誌。
特に、アオリイカ特集の雑誌が幾つもあるのはともかく、アオリイカ DVD ムックまでが存在していることには驚愕した。恐るべし、アオリイカ。
それにしてもアオリイカって食べたことあったっけ、みたいな話をしつつ、数日後、馴染みのレストランに行くと黒板にはアオリイカの文字が。こんなところにもアオリイカか。聞いてみると、アオリイカは肉厚で、なかなか美味しいものらしい。関東と関西では旬が異なり、関東ではまさに今が食べ頃だと言う。ソースはスミを撰んで正解。綺麗な白色に焼き上がった身に、漆黒のソースがハッとする色合いだ。洒落て盛りつけられているけれど、量はたっぷりしていて、とても一人では食べきれない。
身は甘く、適度な弾力もあって清々しい初夏の食べ物。なるほど、アオリイカを釣りたいというのはこういうことか。でもなぁ、やっぱりイカは食べるだけでいいや。
注:アオリイカの人気は、太公望にとっては常識なんだろうか。多分、そうなんだろう。