羊ページは、今日で 5周年

こんにちは、羊ページです。そう、5年が経ったのです。


羊ページは、今日で 5周年を迎えた。単純に言って羊ページは、1825日間インターネット上に存在し続けている。1825日の間に、僕は学生を卒業し、幾つかの恋もし、いろいろ手に入れていろいろ失って、そしてここに居る。

振り返ると、僕自身は全然変わってしまった。そして、全然変わっていない。同じように羊ページも大きく変化し、そして変わっていない。


最近好きで聴いている音楽は、ボサノバ。日曜日の午後なんかに、聴くともなく流していると、なんとも暖かい気分になってくる。歌手の小野リサがこんな風に言っていた。ボサノバは、何かを押しつけるのでも、主張するのでもない。でも、存在している。そして、みんなが好き。

羊ページがやろうとしていることは、本当はそんなことのような気がしている。それが、5年目の気分。

参考:さて本日の BGM は、Lisa Ono, Colecao -the collection-, 2000, MIDI Inc.(MDCL-1366) です。ベストアルバムなので、初めて買うボサノバには良いのではないかと。

四万十川の源流

Photo: 2000. Shimanto, Japan, Nikon F100, AF Nikkor 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji-Film

Photo: 2000. Shimanto, Japan, Nikon F100, AF Nikkor 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji-Film

それでも、測量的に「四万十川の源流」と言える場所はある。四万十川を形成する幾つもの水源。その中でも、最も標高の高い山にあるものが、人間の定めた四万十川の源流である。

その源流を目指して、ひたすら流れを遡る。川の体裁を為していた四万十は、いつしか、一筋の流れになった。遡上開始から2日目、河口から130Km。川はついに、ひとまたぎで越えることができるまでに細くなった。

本当の源流?

Photo: 2000. Shimanto, Japan, Nikon F100, AF Nikkor 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji-Film

Photo: 2000. Shimanto, Japan, Nikon F100, AF Nikkor 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji-Film

「源流っていっても、どれってわけじゃ、ないきねぇー」

地元の人びとは、口々にそう言った。四万十川を遡上して1日と半。最初は堤防によって囲まれていた川の両岸は、やがて田畑になり、藪になった。川のカタチはどんどんぼやけ、幾つもの流れに分かれ、そして僕たちは四万十川を見失った。

木も水も、人が名前をつけて初めて、「何か」になる。森も川も、人間が名付けてはじめて名前を持つ。この水の流れを、誰かが四万十川と名付けた。そして今日、四万十川は理屈としては確固として存在し、地図に載っている。

しかし、逆に言えば、地図に載っているから川だと思うわけで、実際には目の前に水が集まって流れる場所があるにすぎない。その流れがどんどん細くなっていった時、いままで揺るぎない存在に思えていた四万十川は、急にあやふやな存在に思えてくる。

本当の源流?そんなものはないのだ。