去年の1月の「今日の一言」で僕は、
今年は、コンピューター業界の再編が進みそうだ。僕も、自分の会社が無くなる事を、Web で知るはめになるかもしれない、、。
と書いた。
そして、それに近いことが起こり(あまり詳しくは書かないが)、僕は、その出来事を友達のメールで知り、Web で確認した。
まあ、就職と同時に自分の人生の大半が決定されてしまうような生活もイヤだが、こんなに変化の続く生活も、30代に入ったら辛いのではないかと、少し思った。
写真と紀行文
去年の1月の「今日の一言」で僕は、
今年は、コンピューター業界の再編が進みそうだ。僕も、自分の会社が無くなる事を、Web で知るはめになるかもしれない、、。
と書いた。
そして、それに近いことが起こり(あまり詳しくは書かないが)、僕は、その出来事を友達のメールで知り、Web で確認した。
まあ、就職と同時に自分の人生の大半が決定されてしまうような生活もイヤだが、こんなに変化の続く生活も、30代に入ったら辛いのではないかと、少し思った。
ビル・ゲイツの講演を聴く機会があった。
世界最大のソフトウェア・カンパニーの会長は、颯爽と、ではなく、へなへなと壇上に現れた。ゲイツ氏は疲れ切っており、肌はカサカサしていた。
はっきり言って、ほめられたプレゼンテーションではなかった。カリスマも感じられなかったし、会場に興奮はなかった。きっと、こういう仕事はスティーブ・ジョブズのほうが向いている。
しかし、ある意味でこういうタイプの人間だったからこそ、Microsoft を世界 No1. に出来たのかもしれない。
ラリー・エリソンは見た目ではビル・ゲイツよりエグゼクティブっぽいかもしれないが、OracleはNo1.ではない。スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションはエキサイティングかもしれないが、Apple は No1. ではない。
きっと、IBM のガースナー会長の講演は、ゲイツ氏と同じように、つまらないのだろう。それが、No1. の「重み」なのだ。
さて、テレビで見るのと同じで、ゲイツ氏は猫背である。特に、椅子に座ったときに姿勢が、また悪い。
自分より姿勢の悪い人間を見るのは、久しぶりだった。
CNN の国際版を、見るともなく見ていた。
ふと、さっき日本のニュース番組で見たのと同じニュースが、全く異なる内容で放送されているのに気づき、驚いた。
沖縄の米海兵隊員と、どっかの大学の相撲部が、交流試合をした。
日本国内で放送されたニュースでは、相撲部員が海兵隊員を投げ飛ばす場面が、次々と映し出された。CNN の国際版では、まったく逆で、海兵隊員が相撲部員を投げ飛ばす場面が、次々と映し出された。
日本のニュースを見た日本人は、「ああ、やはりガイジンの相撲ごっこぐらいでは、力士は負けないよな」と思うし、CNNを見たガイジンは「ああ、やはりスモウレスラーも海兵にはかなわないのだな」と思っただろう。
映像自体は、なにも加工されていなくても、編集次第でニュースが伝える意味は、全く反対になる。事実に近いのは、おそらく、「ほとんどの対戦では相撲部が勝利し、海兵が弱そうな部員を選んだときは勝った」だと思われる。
面白いことに、日本のニュースでは相撲部が負けたショットもあったが、CNN では海兵が負けるショットは1つもなかった。文化の違いだろう。
なんていい加減な話だろうか。でも、やはりそんなものだ。
真実を理解するというのは、とても手間がかかるし、疲れるし、面白くない。CNN のニュースも、日本のニュースも面白かった。そして、たぶん、大半の人は面白い方を選ぶに違いない。