東京と近郊の記事一覧(全 63件)

鹿島工業団地

Photo: 2001. Kashima, Japan, CONTAX T2 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/38, Fuji-film
Photo: 2001. Kashima, Japan, CONTAX T2 Carl Zeiss T* Sonnar 2.8/38, Fuji-film

工業団地を抜けて、海岸まで来た。車を降りて、僕はContax T2を取り出し、堤防によじ登った。海は時化で、沸騰したように白くなっていた。

こんな景色を撮りたかった。コンクリと、水と、綺麗な景色ではない。でも、嘘がない。


消波ブロックすれすれまで近づくと、波の咆哮が足下から聞こえた。空気が海水の粒子でベタついている。波のリズムが深くなり、おおきなヤツが来そうな気がする。波はとても大きくて、下手したら死ぬんだろうなと思った。

ファインダーの中、一面に泡雪のような波が砕け散った。綺麗だ、とシャッターボタンを押した一瞬。頭の上から、切るように冷たい海水が降り注ぎ、そして何も聞こえなくなった。

バッシャーーーッ。
「うぎゃーーーーーーーっ、波がぁーーー」

鹿島に行ってきた。そして、こんな写真が残った。(カメラが海水まみれ)

都庁のリボン

Photo: 2000. Tokyo, Japan, Nikon F100, Zoom Nikkor 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji
Photo: 2000. Tokyo, Japan, Nikon F100, Zoom Nikkor 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji

「1秒の視点」その三。

レンズが見た、1秒間の東京の風景。

「都庁にはリボンみたいなのが付いてるんですね」という読者のメール。ふむ、確かに、リボンだね、この赤いオブジェ。そういうわけで、赤をあしらってみた。

この一角は、実は新宿副都心ではとびぬけて静かな所。街路の騒音は、気流の壁に阻まれて、ここまでは届かない。

冬。この広場を一人で通り抜ける。物陰に、肩を寄せ合う姿、何かに重なる姿。涙がにじむ。そりゃ、風のせい。

1秒間の東京

Photo: 2000. Tokyo, Japan, Nikon F100, 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji-Film
Photo: 2000. Tokyo, Japan, Nikon F100, 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji-Film

レンズが見た、1秒間の東京の風景。

この写真を撮った都庁の中央広場は、僕の通勤ルート。夕方を過ぎればカップルが、ぐるりと広場の外周を取り囲む。人びとが、なんとなく惹かれ、集まってくる場所。


大きな建物は、心の中のなにかをくすぐる。僕がいままで足を踏み入れた建物の中で、最も印象的だったのは、バチカン大聖堂。その壮麗さと、スケール、凝縮感。それに比べるものではないが、新宿副都心の高層ビル街と都庁の織りなす風景には、いくらか、見るべき物がある。

あまり関係ないけど、次は、イスタンブール(トルコ)のブルーモスクに、行ってみたいなぁ。