光るサボテン

Photo: サボテンランプ 2000. Kobe, Japan, Nikon F100, AF ZOOM NIKKOR 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji-Film RHP III

Photo: "サボテンランプ" 2000. Kobe, Japan, Nikon F100, AF ZOOM NIKKOR 35-105mm F3.5-4.5D, Fuji-Film RHP III

今まで、「人が始末に困るお土産」通称「おいやげ」を数々贈ってきたが、この「サボテンランプ(白砂付き)」はまた格別のものがある。


もともと深夜のドンキホーテで山積みに売れ残っていたものを、大喜びで get してきたのだ。それを、友人の結婚&新居引っ越し祝いがてらに持って行った。

郊外のちょっと広めの最上階、微かに流れる英語の FMラジオ、そんな雰囲気を粉みじんに打ち砕く「光るサボテン」のはずだったが。でも、存外にいいんじゃないか?これは。


それから数年。サボテンは贈り先の家族とともに、引っ越しをした。僕が最後に見たときには、玄関に置かれて、何故かミニチュアのソンブレロ(メキシ コの帽子)を頭にかぶっていた。なかなか良いものを被せてもらっていると思ったが、よくよく考えると、捨てるに捨てられない微妙なテイストの「おいやげ」 同士を、組み合わせてあったのかもしれない。

そういえば、勢いで自分用にも買ってしまった「サボテンランプ(白砂付き)」は、僕の部屋の中で微妙に置き場所に困りつつある。酒瓶と比較してもらえば分かるが、意外とでかい。

大阪名物たこ焼きうどん

Photo: 大阪名物たこ焼きうどん 2002. Osaka, Japan, Contax RX, Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 35-135mm/F3.3-4.5(MM), Fujifilm RDP III

Photo: "大阪名物たこ焼きうどん" 2002. Osaka, Japan, Contax RX, Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 35-135mm/F3.3-4.5(MM), Fujifilm RDP III

(前回のつづき)そして、現れた「大阪名物くいだおれ」である。その店は、1階の総合食堂から、8階の割烹御座敷まで、様々な種類の料理が食べられるようになっている、言わば食のデパートである。(東京で似たものを探すとすれば、秋葉原の肉の万世ビルみたいなものかもしれない)

なかでも、一番目を引く 1階総合食堂のメニューは、Web にも出ていないので、実際に大阪にいってみないと分からない。「ファミレスの元祖」と看板を出すだけあって、およそ「外食」というシチュエーションで考え られるあらゆるメニュー(ただし、一昔前の外食)が揃っている。

実は、各種メディアで良く見る、あの高名なる「くいだおれ人形」のすぐ後ろに、食のデパート「大阪名物くいだおれ」のメニューは陳列されている。日 本オリジナルの高精細食品サンプルが豪華に並ぶショーウインドウ。ステーキ、エビフライ、オムレツ、けつねうどん、たこ焼き、そして、その中央で燦然と輝 く「たこ焼きうどん」。


たこ焼きうどん?

あの「たこ焼き」に、関西人自慢の「うどん」、そして醤油が入っていないとしか思えない「だし」。あまりにもツッコミどころ満載のこのメニューは、いったい、非関西人をおびきよせるための何かの罠か。あるいは、関西人にとっては、これが普通のメニューなのか。

いずれにせよ、「またたこ焼きかよ」というのが、すべての感想。

追伸:あ、お子様ランチに鼻眼鏡がついてる、、。

注:それにしても、日本の食品サンプルの技術は凄い。

くいだおれ人形

Photo: くいだおれ人形 2002. Osaka, Japan, Contax RX, Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 35-135mm/F3.3-4.5(MM), Fujifilm RDP III

Photo: "くいだおれ人形" 2002. Osaka, Japan, Contax RX, Carl Zeiss Vario-Sonnar T* 35-135mm/F3.3-4.5(MM), Fujifilm RDP III

「くいだおれ」というのは、もちろん、「食いすぎて倒れこむ」ことではないが、大阪の街を見る限り、食いすぎで倒れているような人間しか見ない。だいたい、たこ焼きでどうやって本来の意味の「くいだおれる」ことができるのか。

間違いなく、その前に粉で死ぬ。


夜の道頓堀。雰囲気としては、少しだけ浅草あたりに近いような気がする。(気がするだけかもしれない)

東京の浅草が観光客だらけなのと同じように、道頓堀も観光客だらけだ。

浅草には浅草寺と仲店があるけれど、道頓堀にはでかいグリコと、食い倒れ人形しかない。いきおい、観光客もピンポイントに押し寄せがちになる。

アジア方面からの観光客(大阪にいったい何を見に来るのだ?USJか?)、東京からの出張会社員、ひまなおばちゃん、どっかの学生、というような人々がくいだおれ人形に押し寄せ、写真を撮り、そして去っていく。

僕はこの人形の実物をはじめてみたのだが、夜のネオンに佇むくいだおれ太郎(彼の本当の名前だ)は、少しアンニュイな表情を浮かべていた。よく見れば、ヤツは意外と笑っていない。


ところで、くいだおれ太郎は、別に街の史跡とかそういうのではなく、「大阪名物くいだおれ」という、でかいファミレスみたいな食べ物屋のマスコットらしい。(知らなかった)いったいそこでは何が食えるのか、それは次回。(つづく)


注:くい‐だおれ【食い倒れ】クヒダフレ 1. 飲み食いにぜいたくをして貧乏になること。「京の着倒れ、大阪の―」2. 仕事をしないで遊びくらすこと。また、その人。くいつぶし。[株式会社岩波書店 広辞苑第五版]
注:羊ページ管理者は、大阪の美味しいお店とか、そういうものは知らないし知る気にもならないので、興味のある人は、くいだおれ大阪どっとこむ!でも見てください。