ホテルの中庭に用意されたハンモックに揺られながら横を見ると、こういう景色が広がっている。
ここで「のーのー」としていると、いろんな事は限りなくどうでもよくなっていく。色んなことにチャレンジする旅行もいいけれど、純粋に休暇として行く旅行が、最近はとても良い。
写真と紀行文
ホテルの中庭に用意されたハンモックに揺られながら横を見ると、こういう景色が広がっている。
ここで「のーのー」としていると、いろんな事は限りなくどうでもよくなっていく。色んなことにチャレンジする旅行もいいけれど、純粋に休暇として行く旅行が、最近はとても良い。
サイパンの海は表情が豊かだ。
ここに載せている写真は、ほとんど同じ場所から撮ったものだが、一枚一枚、まるで表情が違う。これは夕暮れ時の風景。諦めの悪い、ウインドサーフィンが1つだけ、沖をぐるぐると帆走している。
遙か水平線、海面と雲の間で煙のように見えているのは、南国特有の激しい通り雨、スコールだ。降り注ぐ雨が、海と空を繋ぐ柱のように見える。
サイパンの雲は、動きが速い。
それもそのはず、このあたり海は、台風や低気圧の生まれ故郷なのだ。海から雲が生まれ、陸地に雨を降らせる。そういう自然の動きを、肌で感じることができる。それも、ただ砂浜に座って、海を眺めているだけで、、。
サイパン滞在中は、よい天気の日が多かった。しかし、一日中、カラッと晴れていたわけではなくて、空の表情は刻々と変化した。
頭の上では、始終モクモクでかい雲が動いていて、強い日差しが肌を射たかと思うと、たまにすさまじいスコールを降らせていた。