かつて、ここに橋があった、という碑がある。
何年もその前を通っていて、今日初めて足を止めた。それは、今あるものの説明では無くて、かつてあったものの話だ。
誰かが、想いを持って作ったのだろう。しかし、それは覚えられること無く、ただ道ばたに存在している。
我々が日々、何かに自分の存在を刻もうとしていることと、そこに纏わり付く無力感。
「いらないな」と思う。
写真と紀行文
かつて、ここに橋があった、という碑がある。
何年もその前を通っていて、今日初めて足を止めた。それは、今あるものの説明では無くて、かつてあったものの話だ。
誰かが、想いを持って作ったのだろう。しかし、それは覚えられること無く、ただ道ばたに存在している。
我々が日々、何かに自分の存在を刻もうとしていることと、そこに纏わり付く無力感。
「いらないな」と思う。