都心から地下鉄で少し、駅の階段を登るとすぐ国道が通っている。商店街も何も無いそんな道沿いに、古くからの鮨屋が一軒。
引き戸を開けると、カウンターはもうお客で一杯だ。座敷でビールを飲みながら、集合まで少し待つ。去年のアンコウ鍋会では、やや熱燗をがぶ飲みし、お会計もだいぶ大変な事になった様であり、今年はもう少しじっくり鍋を頂こうという感じ。
丸一匹分?だろうか。とんでもない量のアンコウが、野菜も控えめに大皿に盛られてくる。良く行く居酒屋の料理番が、今日は客の一人として、鍋奉行をしてくれる。
「料理人の手だから、そのまんま手づかみでいいわよね」
と、鍋にリズム良く具を入れていく。それが、妙に説得力があるのだ。
アンコウの身を山と鍋に入れて、とどめに、かぶせるように肝をどっさり載せる。もう、下の野菜も身も見えない。
あとは、グツグツ肝が煮融けるのを待つばかり。
あん肝。おいしそうですね。
こんな夜更けに、鳥のホルモン系を食べてきたところではありますが、ちょっとつまんでみたい感じです。
鳥ホルモンいいですね。体に悪い感が、ちょっと少ないし。
アンコウ鍋の最後のおじやは、あまりに肝が濃厚すぎてリゾットみたいになってました。 :wink: