外乱がない状態は、習慣の定着に貢献する。引き続きの在宅勤務は、自分のペースが乱れる要素が無いので、100日を超えてHabitifyによる管理は順調だ。
Habitifyについて書いた最初の記事が、結構読まれているようなので、100日使っての感想とTipsを書いておく。
まず、機能。機能は、良い意味で最小限で、過不足が無い。個々のHabitの管理の中でも、面白い点としてSkipができる。(多分UIが日本語化されていない気がするので、英語版の機能名で書いていく)これはHaibitの継続記録(Streak)に影響を与えずに、その日はHabitを意図的に行わない機能だ。これはとても良い。例えば、Go for a walkのHabitを作っていたとして、今の状況や日々の天候を考えると、必ずしも毎日外に行けるとは限らないし、望ましいわけでも無い。でも、やっぱり適切なタイミングで外に出るというのはやはり大事なのであって、そういう加減も含めてうまく管理できるのだ。
クライアントはWeb、iOS、Android、MacOSなんかが有るが(Windows/Linuxは無い)、iOS版とMacOSのメニューバーに常駐するMini版を高頻度で使っている。自分が長く時間を過ごすプラットフォームにクライアントが有ることは重要だ。WindowsとAndroidの組み合わせの人などは、多分印象が違うと思う。また、プラットフォームごとに、やや操作体系が違うのは違和感を感じる。
次に、使い方について。
設定するHabitの数について言えば、ある程度の数が合った方が良いと思う。最初は全部こなすだけで、なんか1日が終わってしまう感じがするが、だんだん最適化されてくる。僕は隙間無くスケジュールを入れるのは大嫌いなタイプだけれど、モチベーションは何かをやって初めて生まれてくる連鎖である以上、連鎖のきっかけになるトリガーはなるべく沢山あった方が良い。簡単なものでもHabitにしておくと、そこからトリガーになって、より面倒で重たいものに取り組める可能性は高い。増減はいろいろ有ったが、僕は現時点では15個を設定している。
各Habitに定量的な分量を決めるかどうか?という所では、決めない方が続くように思う。例えば時間的な要件は日によって違うし、モチベーションも違う。この目的はとにかく続ける事自体にあるので、質や量は問わないというのが正解だと思う。つまり、Read a book 10 pagesとか、Read a book 10 min.とかよりも、単にRead a bookに設定する方が良いと思う。日によって、気分は違うし、ある日さっぱり進まなかった項目も、後日取り戻せる可能性は高い。
Habitの実行をどこまで厳密に考えるかもある。例えば、English pronunciationというHabitに僕はELSAというアプリを使っているのだが、英会話教室の日とか、今日はテレカンでウンザリするほど英語を話した、というような日は、それで代替と考えてしまうようにしている。どっちにしたって、練習したことに違いは無いのだ。
最後に、自分の趣味とか楽しみを、Habitに入れるべきか、という話。これは止めた方が良いと思う。あくまで自発的に、やりたいときにやる、(もっと言えば、時間が無くてもついやってしまう)というのが趣味だったり楽しみだったりするので、それを管理してしまうと、楽しさを大きく減じることになる。趣味を仕事にするなというが(それは、僕は別にかまわないとおもう)、趣味をHabitに登録するな、というのは確かに言える。