
昼間言いたいことと、夜に言いたいことは違う。
昼間から夕方に変わっていく時間が、たまらなく好きだ。
そこで考えることが、一番素直で、自由な気がする。
発展途上というか、そいう国に行けば行くほど、乗り物の速度はおかしいぐらい速くなる。
安全とか、人命とか、そういうもののないがしろ度が上がっていく気がする。
自分の国では絶対犯さないようなリスクに、ちょっと乗り物に乗ろうとしただけで踏み込んでしまう。
チャオプラヤ川を走るモーターボートのバスも、そういう意味ではおかしなぐらいの速度を出して、川面を突っ切って行く。これ、ひっくり返ったら確実に・間違いなく死ぬなと思う。
タイの人々がそんなにせっかちだとは思わないし、むしろのんびりしている感じだと思うのだが、この速度はいったいなんなんだろう。
お坊さんも、その鮮やかな袈裟を、川風になびかせている。
渋谷。年に一回だけ、そして毎年同じ場所の、ワインバーのランチ。
アミューズも、サラダも、メインのラグーのフィットチーネも、ちゃんとしている。
インド系かマレー系の青年が、フロアで働いている。無国籍な内装と、無国籍な料理。こんな感じの、東南アジアのカフェに行ったことが有るような気がする。
それにしても、このクオリティがふらっと入った店で実現される日本の凄さは、もっと、世界に対して優位になれることを示しているんじゃないだろうか。日々、低い質と、安い価格に追いすがって、どう競合優位を守るか考えているみたいだけれど、そうじゃない道もあるんじゃないか。
こういう青年が、日本で働きたいと思ってくれることが大事なんじゃないか。
カップル、おばさまの女子会、近所のリーマンとOL、自由業的なカップル。いろんな人が居るのもいい。おばさまたちは、青年のややぎこちないオーダーの取り方に不安を覚えたようだけれど、僕は何故か彼の笑顔にホッとした。
さて、、人間ドックの結果を聞きに行くか。。