
あけましておめでとうございます。
酉年の22年目です。
佐渡島両津港。観光客らしき人は見当たらない。ほぼ、商用と地元の住民。
なんでもないこの平日の、中途半端な午後3時にお出迎えしてくれたサドッキー。お前はここに常駐しているのか。
クリスマスから日付が変わり、ここで最後とタクシーでたどり着いたレストランは、温かくて静かだった。
夜もすっかり更けて、もう明け方の店には、ちょっと遅いクリスマスを祝っている謎のカップルが居る。熊のカップルも座って居る。そして、4軒目か、5軒目ですっかり疲れがまわってきたリーマン達(僕らだ)。それで全部だ。
街は静まりかえって、クリスマスの雰囲気は無くなりつつあるけれど、謎の二人は楽しそうだ。こんな深夜から会っている二人に、どんな事情があるのかは分からない。ただ、静かに話しをしている。
渋谷にこんな場所があるとは思わなかった。西欧のいろんなカワイイを混ぜたようなインテリアは、そのちょっとちぐはぐな感じが、ディズニーランドみたい。
リーマン達は、字面が凄いという理由だけで頼んだスペアリブと、ノリだけで頼んだピザを、ビールで流し込んでいる。何を話したかはもう覚えていない。
そういえば、熊のカップルも、プレゼントを交換してクリスマスをちゃんとお祝いしているよ。
“I can see clearly now the rain is gone.”
と Holly Cole は歌うが、飛行機の窓から見る沖縄は雲が結構な頻度でちぎられて、まだ夏のなごりを感じさせる水蒸気立ち昇る海。
イヤフォンを外すと、空港の混雑でなかなか着陸できない、とアナウンスがある。飛行機は、那覇上空をずっと旋回している。さて、本当の理由は何でしょう。
1. 既にハイジャックされている
2. 実は主脚が下りない
3. 琉球が独立したので降りられない
正解は、尖閣諸島周辺への F15J 要撃機のスクランブル。