世界のマックを食べるいつもの企画。
マックの入り口に、ターバンを巻いた警備員が立つ国、インド。もうすぐ夜の 9時になろうとするマックの中は、インドの若者達で結構混んでいた。中の民度はまあ、思って居たよりもマシな感じ。その価格帯を考えると、富裕層しか入れないのだろう。
ビッグマックは無かった。そもそも、いわゆる牛肉を使ったハンバーガーが無い。食べものの制限が厳しいインドだけに、そのメニューの有様は、世界共通度が高いマックにしては、えらくローカルな感じになっている。ビッグマックの代わりに、マハラジャマックといういかにもなメニューが燦然と輝いている。
オーダー。もちろん、生水から作られた氷が入るようなドリンクは頼まない。ダイエットコークなんて飲みたくないが、缶飲料一択。毎日ビオフェルミンを飲んで、善玉菌を増やして臨んだこの旅だが、生ものなんて絶対に食べたくない。
そのビッグマック然としたパッケージを開けると、見慣れたゴマ付きのバンズ。ガブリと食べながら、お、このレタスとトマトはよくよく見れば生野菜なのではないか。インドで生野菜ってあり得ないのではないか。もう食ってしまった、もう遅い。食べ進むしか無い。さらに、パティを味わう。もちろん牛肉ではなく、なにやら鶏の挽肉のように思える。それに、謎のスパイスの味付け。五香粉に比較的近いが、まったく美味しさとかけ離れた方向性の香り。カレーのダメなところだけを抜き出したような味わい。
大まかにいって、クソ不味かった。腹は壊さなかった。