解剖とか医療シーンとか、相当ダメなので(昔2ヶ月ぐらい入院していた時のいろいろな思い出もあって)普通だと絶対見ないジャンルの映画。なんでこんなの注文したのかわからないけれど、amazon様がお勧めしたのを、気まぐれでクリックしたのではないかと思われる。というぐらい、入手経緯不明の状態で、観ないでほっからかしになっていた。
ストーリーは凄くシンプル。僕は内容というよりも、映画に出てきたシーンや、キーワードや、そういう断片に反応してしまった。
医学部に通う記憶喪失になった主人公の実習教材として割り当てられてきたのは、彼の元恋人の献体。医師である彼の父親が関与した布石もあるのだけれど、それがもはや作為なのか、彼女の願いの結果なのか、それとも、言ってしまえば運命なのか、その線引きの曖昧さと、線を引く事自体の無意味さ。そこは映画の本筋ではないのだけれど、妙にひっかかる感じがした。
本編が終わって、エンドロールが流れると知っている歌声。テーマを歌っていたのは、coccoだった。そして、劇中、主人公に恋をする医学生を演じる女優の名前が、KIKIだった。そんな風に、いろいろ引っかかりながら、見終わった。
それにしても、終幕間際、KIKI は主人公との別れ際に、何故、「ありがとう」と言うのだろう?
イメージ
このところの「あの」騒動を見ていると、イメージの力を思い知る。
そうイメージ。
森タワーのエレベーターを捜査員が登っていく、そこから生まれたイメージが、メディアを通じてあまねく伝わり、人の心に流れ込み、連鎖し、巨大な力になった。市場を動かし、企業を動かし、人の命さえ奪った。イメージには力がある、イメージは流れをつくり、イメージは人の人生を変えてしまう。
その力を、良いことに使おうよ。それは、興味半分でもてあそぶようなものじゃない。
ISO標準テイスティンググラス
シングルモルトブームですっかりおなじみになったテイスティンググラス。ロックグラスで丸氷をぐるぐるするというのがちょっと前の大人のイメージなら(そうなのか?)、今はやっぱりこっちのグラスでストレートで飲むのがイメージではないかと思ったりする。実際、ロックで飲むよりたいていは美味しいし。
で、ワイングラスと違って、あんまりバラエティーないよなと思っていたら、ISO標準グラス(ISO 3591:1977)とかあるみたい。しかも、名前から察するに元はワイン用なのかな。確かに、グラスの形で味は変わるだろうから、しかるべきテイスティングの席では、しかるべきグラスが使用されるのであろう。