ニッポン居酒屋紀行

僕にとっての最強のグルメ(?)番組、太田和彦のニッポン居酒屋紀行。
旅チャンネルというマイナーなチャンネルでひっそり放送されていたものだが、ついにDVDになった。誰がこんな狭い番組を見て居るんだろう、と思っていたのだが、やはり、好きな人は好きだったのだ。
くだらない、安直、とよく言われるグルメ番組だが、僕は好きでよく見る。(カロリーもないしね)なかでも、ここまで特定のジャンルに拘ったものは他にあまりない。
まず、レポーターが固定。というか、太田和彦という知ってる人はよく知ってる居酒屋界のスター(なんだそれ)。やはり、グルメ番組の鍵はレポーターなのだ。この太田さんが、一見けっこう怖そうな感じの人なのだが、しみじみ嬉しそうに飲み食いするのが良い。
店選びもいい。まあ、はやりの店なんて出ない。すすけたような、ふるーい、苦み走った居酒屋ばかり。
で、一口だけ食べて美味しいですねぇ、とかそういうのではないのです。本気で飲んじゃう。だから、気に入った店のレポートだと、明らかに酔っぱらってる。
おそらくDVカムでスタッフ1人で撮ってる。ライティングとかしていないので、店の雰囲気もこわれないし、太田さんの静かな語り口もほっとする。
とりあえず、試しにvol1を買ってみたわけだが、、これは残りも買うしかないか。

Cybershot L1(また租)

この1年9ヶ月で5,000枚を撮ったCybershot U10のメジャーアップデート、Cybershot L1はZeissを積んでいるのであって、それが例え名前だけの、T*でもないZeissであっても、それはZeissなので、多分買うべきなのだろう。(間違ってる)
http://www.sony.jp/products/Consumer/DSC/L1premium/
しかし、よくよく見てみると、U10のレビューで僕が「こうしたらダメ」と言っていたことをことごとくやっているという事実もある。つまり、専用バッテリー、3倍ズーム、等々。
そして、イメージキャラクターがあの人であるという事実を、そのブームに全く乗っていない私はどう受け止めれば良いのだろうか。万が一、グッズがあたってしまったらどうすれば良いのだろうか、飾れと?
正直L1どうなんだろう??買うべきなのだろうか。何色にするべきなんだろうか。

削りすぎだろ premini

Photo: premini 2004. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

Photo: "premini" 2004. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

Sony Ericsson premini – SO213i。i-mode PDC 世界最小。また、SONY か。使うために習熟しないといけない機械。はっきり言ってあんまり便利でない機械。使い始めて 2ヶ月ぐらいたって、ようやく慣れてきて、集中しなくても操作できるようになってきた。最初は、電話に出ようとして間違ってよく切った。

モノとして見たとき、金属の触感は悪くない。でもそのつるりとした表面と掴みきれないサイズは、手から滑り落ちそうな気がする。エレベーターに乗る ときに、あの、箱の隙間。あの漆黒の隙間に落としそうな気がしてしまう。それ以外は(いや、ホントに落ちそうな大きさなんだ)、まあ使える。メールも短い ものなら打てる。(ただし、もし恋人とのメールのやりとりにと考えているなら、この携帯はお勧めしない)でも、やっぱりなんか距離感が縮まない携帯だな。


NFOBAR を褒めていた、ある工業デザイナーの人に「これ、どう思いますか?」と聞いてみた。

「良くできてる、でも、遊びがないんです」

確かに、この機械は理詰めで作っている、キーの傾斜から DSP のチューニングに至るまで、「こうあれ」みたいな感じでつくってある。このゆとりのなさ加減。だから、居心地はそんなに良くない。まあ個人的には受け入れ られる範囲だが、ダメな人も多いと思う。一緒に使っている A1402S は同じソニエリだが、これとはずいぶんと路線が違う。A1402S は、バランスよく切り捨てた携帯だが、premini はまあ、通話できりゃいいや、ぐらいの勢いで削っている。確かに随所に工夫がしてあるのだが、それは使いやすさのためというより、そういう工夫をしないと この大きさでは使えない、という世界だ。

この携帯、一言で言うなら疲れる携帯。目が疲れるとか(確かに見にくいが)、そういうんではなくて、「こう使え!」というメッセージが滲んでいるか らなのだろう。でも逆にその主張は強く明確で、もしかしたら 10年後にも人々の記憶に残る製品なのかもしれない。あるいはその核たる部分が、デザイナーの思いこみや傲慢だったとしても、これだけ尖ったものをカタチ にするのは良いことなのだと思う。