さがみ湖ピクニックランド

Photo: 肉を並べる 2003. Tokyo, Japan, Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

Photo: "肉を並べる" 2003. Tokyo, Japan, Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

さがみ湖ピクニックランドというのは、どうなのか。

皆聞いたことはあるだろう、しかし、行ったことはあるのか。僕はない。イメージとしては、痛い感じの動物の着ぐるみがうろうろしていたり、ベタ甘いソフトクリームが法外な値段で売られていたりする感じか?

ということで、いざ行ってみましょう。


「なんで並んでるんだ、、」

イメージとして、寒風吹きすさぶガランとした入り口を想定していたのだが、、ゲートに車と人が並んでいる。混んでる、なんで?

ピクニックランドって何をすることろなのかいまいちよく分からなかったのだが、犬を遊ばせたり、ラジコンを走らせたり、観覧車に乗ったり、かなり好き放題なことができる。おんぶにだっこのテーマパークなんかとは対極にあって、自分で楽しみ方というか、方向性を考えないといけない。ほっといて欲しい人には、かなり居心地が良い。だって、入園チケットさえないし。(金払って、入るだけ。前売り券というのはあるけど)

で、ここでは手ぶらでバーベキューもできるらしい。食べ放題で2,100円。(食べ放題じゃないと1,500円。日ごろ馬鹿みたいに飲食費を使っている我々が、その600円の差に悩んだりする)なだからかな山の斜面を望む屋外で、微妙に薄曇りではあるが、清々しい、、というより脂っぽい空気を満喫しながら楽しめる。ビールなんかは、備え付けの自販機で買うので、中途半端な手作り感があって面白い。

周りは家族連れ、あるいはカップルであり、なんの関係も無く集団で来ているのって我々だけか。ホントに、我々だけだな。、、さて、焼きましょう。 女性は各々野菜を取りまくって来る。いや、そんなに焼けないから。男性は各々肉をとりまくって来る。いや、豚肉と牛肉がまざって分かんないから。もっとこう、分担とか、、まあ、いいや。俺、ポテトサラダ取ってくる。


バーベキューとはいってもグリルではなくて、野外に並んだ鉄板の上で、勝手に焼きやがれ、というコンセプトなので、コテで牛肉を伸ばしたり、並べたりしていると、

「牛定いっちょ?」

という気分になってくる。昔ファーストフードのバイトで鉄板を扱っていた人間がいたので、焦げ付きのケアも完璧だ。

でかい豚肉の輪切り。これが、食べ放題の肉としては(そんな行かないけど、食べ放題)たっぷり厚切りで、普通にいい。つけだれに、塩だれというのがあって、それを絡めて焼いてみると妙に美味しい。いや、別に美味しい肉とかではないんだけど、ぜんぜんあり。あと、鉄板で焼いたトウモロコシは甘くて掛け値なしにウマイ。取りすぎた野菜と麺を炒めて、粉々にして、飯を投入すれば、そば飯(特盛り)完成。最後は、押し付け合い。なんというか、普通に楽しいな、この企画。

1,400円で、園内をうろうろして、湖を眺めて、それだけで結構いいね。さがみ湖ピクニックランド侮り難し。


注:驚くべき事に、セゾンカードの会員だったりすると、入園料が1,400円から1,000円にディスカウントされる。なんだそれ。お得すぎ。
注2:なんでポテトサラダ俺しか喰わないんだ。みんな嫌いなのか。

おはようございまーす!

 Photo: 渋谷、看板の張り替え 2003. Tokyo, Japan, Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

Photo: "渋谷、看板の張り替え" 2003. Tokyo, Japan, Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

朝の渋谷を歩く。天気が良い。平日のこの時間に何をするでもなく、カップルがうろうろしている。スクランブル交差点は、通勤する人でいっぱいだ。通勤?いったいどこへ?(答え:デパート)

この街では、ショーウインドウに映ったスーツ姿の自分が滑稽だ。まるで出勤するパチンコ屋の店員みたいだな、と思う。(パチンコ屋の店員はスーツで出勤するのかどうか知らないが)


頭上では巨大な看板に縄ばしごをかけて、ポスターの張り替え作業をしている。漠然と、何か、もっと凄いやり方で張り替えるのかと思っていたのだけれど、そんなベタなやり方で貼るのか。

新しいポスターが貼られ、新しい旗がつけられ、広場の装飾が入れ替わって、次の舞台が整う。この街はいつだってお祭りだから、常に華やかに塗り替えられていく。

得体の知れない汁で汚れた路上に佇む自販機でお茶を買って、飲みながら仕事場に向かう。


ちょっと早かったせいで、スタッフがあまりいない。急ごしらえで作られた「事務局」みたいなところで、「宣伝」と紙の貼られた椅子に、ぼーっと座っていた。

いかにもな「おはようございまーす!」という声にあたりを見回すと、僕しか居ない。そうか、ここはそっち側のルールが支配している場所か。


注:イベントとかコンサートとか、そういう人たちは、現場でなんかよく分からない人にもまず挨拶するというのが基本みたいだ。役割によって、細かく分業さ れているので、沢山の業者がからむことが多く、まともに紹介し合うこともなく現場は進んでいくことが多い。だから、まず挨拶という部分が大事なのだろう。 いくら人数がいても、無理矢理名刺交換から入る文化とは違う。

それほど、フェアではない

成功と幸せは違う。

成功は、努力と才能と、そして運に微笑みかける。幸せは、もっときまぐれで、気に入ったものにしか微笑みかけない。

人生は、それほど、フェアではない。