テンピュールの新製品

僕は、テンピュールに絶大な信頼を寄せている。

ベッドもテンピュールだし、枕もテンピュールだ。座るときは、テンピュール腰枕を使っている。畳の上で死にたいという人もいるが、僕はテンピュール の上で死にたい。この一週間、異常に忙しくてまともにテンピュールの上で寝る時間もなく、ソファーの上で寝たり、段ボールを敷いて寝たり、エアキャップに くるまったりしていた。久しぶりにゆっくり寝るテンピュールの素晴らしさ!

そんな僕が今一番気になっているのは、テンピュール掛け布団は、いつ発売されるのか、ということだ。(発売されません)


注:段ボールで寝るのは、ホント、体力を消耗しますね。

カフェ・ベルクのホットドック

Photo: ちゃんとしたホットドック 2004. Tokyo, Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

Photo: "ちゃんとしたホットドック" 2004. Tokyo, Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

JR 新宿駅東口改札から徒歩 20歩。そこにベルクという店があることに、どれほどの人が気が付くだろうか。僕は、本当につい最近まで、そこに飲食店があるということすら、知らなかった。何年もその前を通っているのに。

ちょっと遅くなって、さっと一杯だけビールが飲みたいな、と思ったら、ここに来るといい。多くても 2人、できれば 1人で来た方が良いかもしれない。こんな目立たない所なのに、いつも人で一杯。でも、立ち飲みのカウンターがあるから、1人ならビールが注がれるのを待っているうちに、きっと場所が空く。生ビールなら 300円台、800円ちょっと出せば樽ギネスのパイントも飲める。100円ぐらいで干した白イチジクの小袋を買っても良いし、もう少し奮発して小皿に盛ったソーセージもいい。


今日は、はじめて遅い朝ご飯に来てみた。いつもビールを飲みに来るので忘れてしまうのだけれど、そういえば、ここは喫茶店だから、朝からやってる。 ホットドッグのセット。僕が苦手なコーヒーは、頼めば野菜スープに変えられるのが嬉しい。パンもソーセージも、マス・プロダクションの餌じゃない、ちゃんとしてる。そして、安い。見た目お洒落なだけで、ちょっと食べたら 1,000円も取られるような、そんなありきたりの「カフェ」じゃない。細かく刻んだ野菜と玄米と、挽肉がたっぷり入った、ほとんど「食べる」感じのスープを一掬いしてみれば、この店が、何を守ろうとしているのかが良く分かる。僕は、こういう店が大好きで、こういう店に出会えることがとても嬉しい。

そうそう、ベルクの一番のウリはコーヒーだそうです。コーヒーの好きな人は、いっぺん飲みに行ってみて。食べ終わったら食器は、ちゃんとカゴに入れておいてね。


注:コーヒーの嫌いな人でも頼めるものはいろいろあります。

今、アオリイカが熱い。多分。

Photo: アオリイカ 2004. Contax Tvs Digital, Carl Zeiss Vario Sonnar T* F2.8-4.8/35mm-105.

今、アオリイカが熱い。多分。

フライフィッシングをやってみたいなー、という話をしていて、釣具屋に行ってみた。なんでフライかっていうと、やっぱりなんかオサレな感じだから。でも、その釣具屋で、最も充実していたのは、フライでもなければ、ルアーでもなく、イカ釣りだった。それも、アオリイカだアオリイカ。

なんだか知らないが、他の店に行っても、やはり「イカ釣り」コーナーは妙に充実していて、一大勢力を成している。フライの綺麗な仕掛けや、洒落た バックは、アウトドアへの憧れと物欲を刺激する。対して、ロケットランチャーの様な仕掛け投入機とか、見た目より釣果が全てのド派手な仕掛けとか、イカ コーナーは別のロマンに満ちている。なんていうか、あれだ、釣りバカ日誌。

特に、アオリイカ特集の雑誌が幾つもあるのはともかく、アオリイカ DVD ムックまでが存在していることには驚愕した。恐るべし、アオリイカ。


それにしてもアオリイカって食べたことあったっけ、みたいな話をしつつ、数日後、馴染みのレストランに行くと黒板にはアオリイカの文字が。こんなところにもアオリイカか。聞いてみると、アオリイカは肉厚で、なかなか美味しいものらしい。関東と関西では旬が異なり、関東ではまさに今が食べ頃だと言う。ソースはスミを撰んで正解。綺麗な白色に焼き上がった身に、漆黒のソースがハッとする色合いだ。洒落て盛りつけられているけれど、量はたっぷりしていて、とても一人では食べきれない。

身は甘く、適度な弾力もあって清々しい初夏の食べ物。なるほど、アオリイカを釣りたいというのはこういうことか。でもなぁ、やっぱりイカは食べるだけでいいや。


注:アオリイカの人気は、太公望にとっては常識なんだろうか。多分、そうなんだろう。