今年は桜がいまいちですねぇ、なんて話をいろんな所でしているよ。ファインダー越しにはいまいちでも、長く観られてそれはそれでいいのかもしれない。
夜に桜を観ても寒くないから、桜を観に電車に乗ってやって来た。酔っぱらいが通り過ぎた街灯の下で、ゆっくり蕾を広げている。今年は、過ごしやすいわぁ、といってるよ。
フィルムカメラの時には、夜桜なんて撮る気にもなれなかったけれど、デジカメになって挑戦する気になった。手持ちでここまで撮れるっていうのは確かに凄くて、素直に技術の進歩に感心する。
写真と紀行文
今年は桜がいまいちですねぇ、なんて話をいろんな所でしているよ。ファインダー越しにはいまいちでも、長く観られてそれはそれでいいのかもしれない。
夜に桜を観ても寒くないから、桜を観に電車に乗ってやって来た。酔っぱらいが通り過ぎた街灯の下で、ゆっくり蕾を広げている。今年は、過ごしやすいわぁ、といってるよ。
フィルムカメラの時には、夜桜なんて撮る気にもなれなかったけれど、デジカメになって挑戦する気になった。手持ちでここまで撮れるっていうのは確かに凄くて、素直に技術の進歩に感心する。
冷え込んだ月。
やっぱり、どう意気込んでも、日本には余り馴染んでいないイベント、ハロウィン。
去年、近所の 100円ショップに立ち寄ると、もう数時間でゴミ箱行きになってしまうハロウィンのカボチャ達が寂しそうに並べられていた。
思うに、100円ショップにハロウィンを祝う層は、あまり来店しないのだろう。当初 100円ではなかったカボチャも(300円ぐらいだったのかな)、まるで売れなかったのか、いまや投げ売りでその店の最低の値段、つまり 100円にまで値下げされている。 僕は気まぐれにそのうちの一個を選んで、流し用の排水ネットや、缶詰と一緒にカゴに放り込み、連れて帰った。
それから数カ月、本棚の片隅に転がしたままのジャックランタンは、腐るわけでもなく平然としていた。あるいは、月夜の晩に何かの魔力でも吸い取っていたのかもしれない。
カボチャは年を越し、そして、最後は、ちょっぴり黴びた。写真を撮って、捨てた。