このところ、コンサルティングファームとか、そういう人の話を聞く機会が結構あって、思ったのだが、なんかああいう価値観って自分には合わない。ストレッチ、ストレッチ。前に前に。取り尽くしたら、さらに取り尽くせ。
これって、まったくもって西欧の価値観だと思う。そういうことを続けるのは、実は凄く大変で、それに耐えている自分、みたいなモノにプライドをもっ てやってるというのがよく分かる。一方で、負けた人に与えられるものは何も無くて、「常勝」だけが全ての価値観になっている。それが好きな人に何を言うつ もりもないけれど、見ていて素直に「凄い」とだけは思えない。痛そうだな、と思ってしまう。いや、もはや痛みすら感じないのだろうか。
とにかく、違うな、と思う。
一方で、足(たる)を知る、というような価値観があって、自分はこっちだろと思うのだ。常にアドレナリンを出しながら走り続けているみたいなもの は、一見格好良いのだが、失うものは大きい。なんで、四六時中そんなに自分を騙したり、言い聞かせたりしないといけないんだろうと思う。
人生は、やりたくないことをやるには短すぎる。自分が好きか、キライか、それをよく考えて、できるだけ好きなことをしなきゃいけない。そういう風に思うのだ。
というような話を、いつものバーのマスターとする。
っていうか、マスター、なんで牛乳飲んでるの?まあ、いいけど。
注:稲盛イズムの信者という話ではない。