土曜日、久しぶりに早起きしてテレビを眺めていたら、「ぶらり途中下車の旅」が。レポーターは阿藤快、路線は中央線。この組み合わせ、まさにぶらりの王道。僕は、こういうなんだか意味のわからない番組が、大好きだ。
番組の最後に、立川の独活畑が紹介される。独活は、2月から 3月にかけて収穫の最盛期を迎える、初春の野菜だ。
スキー場帰りに寄った山裾のレストラン。独活の短冊をあしらったサラダからは、瑞々しい春の香気が立ち上る。
美しく輝く虹鱒の燻製、じくじくと肉汁が滲む手作りのソーセージ。すっきりとしたグロールシュのビールもうまい。
腹いっぱいで、眠くなって、春が来た。
注1:うど【独活】ウコギ科の多年草。山地に自生。茎の高さ約 2メートル。葉は大形羽状複葉。夏、茎頭・葉腋に小白花が球状の花序をなして群がり開く。軟白栽培の若芽は食用とし、柔らかく芳香がある。根は生薬の独活 (どつかつ)で、発汗・解熱剤。季語:春[株式会社岩波書店 広辞苑第五版]
注2:阿藤快、2001年に阿藤海から改名。56才、マジかよ!?