ダーウィンの話

Photo: “The discounted fact.”

Photo: “The discounted fact.” 2019. Okinawa, Japan, Apple iPhone XS max.

ダーウィンの変化に適応する生物の話にしろ、帰還した爆撃機の弾着痕の話にしろ、もっともらしい嘘をどや顔で繰り出してくるのはもう結構。そういう浅薄な嘘に騙されない深い教養を、時間をかけて育てるのが大事。

数字に強くなる、というテーマの某ビジネススクールの講座からして、爆撃機の嘘エピソードをガッツリ紹介していて、お前が騙されてどうするんだよ、というツッコミしか思いつかない。ビジネスなんちゃらが信用出来ないのは、そういう所なんだよ。

「統計的に見て、強化すべき爆撃機の場所は、弾着痕の箇所かそれ以外か?」

正しい答えは「どちらとも言えない」だ。だって、そんな調査結果は存在しないのだから。(そして、こういう受講態度は講師の不興をめちゃめちゃ買うのだ。オンラインで良かった。)


浅薄な教養から距離を置きたいと思う。そういう所から、ちゃんと距離を置いているPodcastがあって(カルチャートークラジオ「カエサルの休日」 / 「ハードボイルド読書探偵局ラジオ」)、最近良く聞いている。どっちにも出ている、乃木という人の知識が凄いなぁと思う。何かを語って溜飲が下がるなら、それは間違ってると。その通りだよ。。

さて、分かりやすすぎる事に飛びつかない、そういうのは大事。でも、実際には、実は、安易なTipsに飛びついて5割の正解を追っていく方が、うまい人生が送れてしまうんじゃ無いかと疑っている。。

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